顔の次にニキビが出来やすい背中。「見られないでしょ」と高をくくっていても、女性は意外と男性の背中ニキビを気にしています。見られた時に、ガッカリされない、女性に嫌がられない背中を手に入れませんか?
男の背中ニキビ 女性ウケが悪い理由とは
ニキビのないつるりとした背中の男性と、ニキビでボツボツしている背中の男性、女性はどちらを好むでしょうか?
つるりとしたすべすべ肌は清潔で手入れの行き届いた良い印象を与えますが、黒ずみや肌荒れ、特にニキビがいっぱいある肌は、不潔・だらしないといった印象を与えてしまいがちです。
・背中が綺麗な人
→清潔で健康的、自分の体を適切にケアしているしっかりした人
・背中ニキビのある人
→不潔、だらしない、不摂生、生活が荒れている
といった印象を女性に与えてしまっているのです!
女性は肌の綺麗な男性を好みます。これは男性にとっても同じなのではないでしょうか?
背中やうなじにニキビやニキビ跡がいっぱいある女性より、白く美しい背中の女性を好みますよね。
モテる男になる為にも、まずは汚い背中がモテない要因になる事を認めましょう。
男の背中ニキビの原因はこれだった!
背中ニキビはどのようにして出来てしまうのでしょうか。
皮脂や汗
ニキビは、汚れや皮脂が毛穴に詰まり、アクネ菌が繁殖する事で出来ます。
皮脂が多ければ多いほど、ニキビが出来やすいと覚えて下さい。
背中は皮脂を分泌する皮脂線が多く集まる場所であり、洗い辛いところでもある為ニキビにとっては天国のような環境なのです。
また、汗をかいてそのまま放っておくと雑菌が繁殖してニキビの原因につながります。
寝ている間に寝汗をよくかくという人は、朝起きたら清潔なタオルで綺麗に拭き取る、シャワーで汗を流すなど、背中を清潔に保つよう心がけましょう。
・皮脂が多く、汗をかきやすい背中はニキビにとって天国のような環境
・毎日のケアを怠るとすぐにニキビが出来てしまいます
生活習慣の乱れ
皮脂を分泌する皮脂腺の機能は男性ホルモンに影響されやすく、疲労、睡眠不足、ストレスによりホルモンバランスが崩れることで皮脂の過剰分泌を招くことがあります。
特に睡眠が不足すると肌のターンオーバー機能(肌が生まれ変わる機能)が乱れ、ニキビが出来やすくなります。
栄養の偏り
動物性脂肪や糖質の多い食事をしていると、皮脂の分泌量が増加します。お肉、脂っこいもの、甘いものを少し控えることで皮脂の過剰分泌を抑えることができます。
ビタミンや食物繊維を含む野菜、果物を多めに摂るよう意識してみてください。
ビタミンを多く含む野菜、果物
- えだまめ
- ブロッコリー
- ピーマン
- アセロラ
- レモン
食物繊維を多く含む野菜、果物
- キャベツ
- 玉ねぎ
- とうもろこし
- さつまいも
- かりん
- ゆず果皮
背中ニキビはカビが原因の場合も
背中にできたニキビは、アクネ菌ではなく「マラセチア菌」というカビの一種が原因の場合もあります。マラセチア菌は体の皮膚に常在していて、脂を好みます。
汗をたくさんかきベタつきやすく、皮脂分泌も増える暑い季節には背中にマラセチア菌が原因のニキビができやすくなります。
このタイプのニキビには、殺菌・抗菌作用のある「イソプロピルメチルフェノール」配合のニキビケア商品や、「グリチルリチン酸2K」や「サリチル酸」が配合されている通常のニキビケア商品を使うとニキビの改善が期待できます。
ボディーソープや入浴方法を見直す
石鹸、シャンプー、コンディショナーなどの洗い残しが背中に残り、ニキビの原因となっていることがあります。入浴方法や使っているボディーソープを少し見直すだけで、背中ニキビが改善することがあります。
洗髪後に体を洗おう
シャンプー、コンディショナー、リンスなどの洗い残しを防ぐためにも、先に髪を洗った後に体を洗うようにしましょう。背中は丁寧にすすぐようにしましょうね!
ボディーソープを泡立てて優しく洗う
石鹸やボディーソープはしっかりあわ立てて、泡を肌の上で転がすようにして優しく洗いましょう。ゴシゴシこするように洗うと肌に刺激を与えてしまいニキビが悪化してしまうことがあります。
また、洗いすぎにも注意が必要です。背中を清潔にすることはニキビ対策として大事なことですが、洗いすぎると肌に必要な皮脂まで洗い流してしまい逆効果です。背中は1日1回、丁寧に洗えば十分です。
タオルやボディーソープを変えてみる
「垢すりタオル」のような硬いタオルを好んで使う男性も多いと思いますが、硬いタオルでゴシゴシこするように洗う方法はニキビを悪化させてしまうことがあるのでおすすめできません。
背中にニキビができやすい人、背中ニキビがなかなか治らないという人は、柔らかい素材のタオルに変えてみましょう。
また、ニキビケア用の薬用石鹸・ボディーソープなども販売されているのでボディーソープを変えてみるのも良いと思います。
しっかり保湿する
「ニキビができるのは皮脂の過剰分泌でベタベタしているせいだ、肌を乾燥させよう」と、間違った肌のケアをする人がいますが、肌の乾燥は肌のバリア機能を低下させます。
ニキビ肌こそしっかり保湿をすることが大切です。背中は手が届きにくくて保湿クリームが塗りにくいかもしれませんが、家族にお願いするなどして入浴後はきちんと保湿ケアをするようにしましょう。
それでも治らない背中ニキビは薬で治療
生活習慣や入浴方法の見直しなどでも背中ニキビが改善しない場合や、すでに背中のニキビが悪化してしまって痛みや強いかゆみを伴う場合には、専門の機関で治療してもらうのが一番です。(ずっとニキビだと思っていたのに、実はニキビとは違う症状だった!ということもありますしね。)
皮膚科、または美容クリニックで専門の医師に相談してみましょう。漢方薬局でニキビ改善に効く漢方を調合してもらうという方法もあります。
背中ニキビの治療法
背中ニキビを治療する方法としては、ビタミン剤・抗生物質・抗真菌薬などの飲み薬、塗り薬を使った方法があり、飲み薬と塗り薬の両方を処方されることが多いようです。
そのほかには、ピーリング剤を用いて徐々に古い角質を剥がし肌の新陳代謝を促すケミカルピーリング、皮脂分泌が過剰な部分に光を照射し皮脂分泌を押させる光治療、保湿成分やビタミンCなどを肌に浸透させるイオン導入などの方法があります。
ニキビの症状や肌の状態に合わせて、最適な治療法を専門の医師と相談しながら決めましょう。
ニキビケア有効成分
抗炎症作用、消炎作用、抗酸化作用などがあり、ニキビの沈静化や肌荒れ防止に有効とされている成分をいくつかご紹介します。
- グリチルリチン酸2K
- トラネキサム酸
- パントテン酸
- サリチル酸
- フラーレン
- ビタミンC誘導体
こういった成分は、美白化粧品や顔用のニキビケア化粧品に配合されていることが多いですが、ニキビ有効成分が配合された背中用のニキビケアクリームなども市販されているので探して使ってみると良いかもしれません。
まとめ
顔はかっこいいのに背中がニキビだらけでガッカリ・・・
せっかく鍛えて魅力的なボディラインなのに背中が汚くて台無し!
なーんて、女子を幻滅させることがないように、背中にニキビができてしまったらきちんと対処しましょうね!今背中にニキビがない人も、予防できるよう対策を取るようにしましょう!
汗をかいたら清潔なタオルで拭いて着替える、脂質や糖質の多い食事を控えて栄養バランスのとれた食事をする、睡眠をしっかりとる、入浴方法を見直してみるなど、日常生活を少し変えてみるだけで背中ニキビは改善します。
できてしまった背中ニキビには、有効成分配合のニキビケア商品を使ったり、症状がひどい時には皮膚科・美容クリニック・漢方薬局などを受診して適切な治療を受けるようにしましょう。