女性のボディメイク

【頭皮も老化する】ツヤツヤ髪を維持するための3つのエイジングケア

【頭皮も老化する】ツヤツヤ髪を維持するための3つのエイジングケア

肌と同じように髪の毛も年齢とともに変化し、トラブルが発生しやすくなります。

  • 20代の頃は直毛だったのに、くせ毛のようなうねりが出てきた
  • 髪の毛がパサつきやすくなり、ツヤが減った

など、髪の毛のお悩みを感じている人も多いのではないでしょうか。これらは髪が年齢とともに老化している症状です。

しかし、しっかりとケアすることでツヤのあるきれいな髪は取り戻せます。

今回は、老化によって髪の毛に起こる変化や、ツヤツヤ髪を維持する3つのヘアケア方法を徹底解説します。

3分程で読めますので、髪の毛のツヤを取り戻したい人はぜひ参考にしてみてください。

頭皮も肌なので歳を取る

頭皮は顔の肌と一枚の皮でつながっているので、肌と同じように歳を取ります。

肌とともに頭皮の老化が進むことで、パサついたり、切れ毛が増えたりといった変化が現れます。

そのため、肌と同じように頭皮や髪の毛もケアする必要があるのです。

さらに、頭皮は紫外線による影響を受けやすいので肌よりも老化サインが早く出てしまいます。

そのため、髪の毛の老化に対するケアを始めるのが早いほど効果が出やすく、ケアすればするほど健やかできれいな髪の毛を維持できるのです。

また、10代や20代の頃からカラーやパーマを繰り返していたり、忙しくて食生活が乱れがちな人も多いのではないでしょうか。

そのため、髪の状態や蓄積しているダメージは一人ひとり違いますが、適切なケアをするためにはまず髪の毛の老化の原因を知ることが大切です。

髪の毛の老化が進む原因

女性ホルモンの減少

女性ホルモンの分泌量は30代後半から40代になると徐々に減少します。

そして女性ホルモンの減少が髪の毛の成長サイクルに悪影響を及ぼし、髪の毛や頭皮が変化してしまうのです。

女性ホルモンの「エストロゲン」は頭皮の弾力を保つコラーゲンを増やす働きがあり、そのおかげで地肌に水分が保たれて髪のハリやコシが出ます。

しかし、コラーゲンが減ることで頭皮が乾燥したり髪の毛のコシがなくなってしまうのです。

また、女性ホルモンの分泌量が減ると1つの毛穴から生える本数が減少。

これまでは1つの毛穴から2~3本の髪の毛が生えていても、年齢とともに生える本数が減少することでボリュームが少なくなったり髪がうねってしまいます。

抗酸化力の低下

40代に入ると抗酸化物質の働きが衰え、「抗酸化力」が急激に低下します。

抗酸化力とは体の細胞を傷つける活性酸素を除去する力のことで、老化を抑えたり体の細胞やDNAが傷つくのを防ぐ働きがあります。

年齢とともに抗酸化力が低下すると活性酸素が増えすぎてしまい、髪の毛の老化につながるのです。

ヒアルロン酸の減少

体内にあるヒアルロン酸は30代半ばから減っていきます。

ヒアルロン酸は水分を保持する力があるので、頭皮の乾燥を防いだり頭皮の厚みを保ってくれる働きがあります。

しかし老化によってヒアルロン酸が減少すると、頭皮が乾燥して敏感になったり炎症を起こして髪の毛が細くなったりしてしまうのです。

老化により髪の毛に現れる3つの変化

髪の毛の老化は白髪だけではなく、さまざまな髪質の変化として現れます。

髪の毛の老化によってあらわれる3つの症状は以下のとおりです。

  • 髪の毛がパサつく・ツヤが減る
  • くせ毛のようなうねりが出る
  • ハリやコシがなくなりボリュームダウンする

以下で順に詳しく解説していきます。

髪の毛がパサつく・ツヤが減る

老化によって髪の毛の水分量や油分のバランスが崩れると毛髪の内部に空洞ができて、パサついたりツヤが減ってしまいます。

さらに、手触りが悪くなったり広がってまとまりづらくなり、スタイリングがしにくくなることも。

また、髪の毛の内部のタンパク質や油分が減少すると頭皮の水分バランスが崩れてバリア機能が低下し、かゆみが起こりやすくなったりカラー剤でしみることもあります。

くせ毛のようなうねりが出る

耳の後ろや襟足あたりがくせ毛のようにうねり出すのも、老化の症状のひとつです。

10代や20代の頃はストレートだったのに、年齢とともに髪質が変化して髪がうねるようになった人もいるのではないでしょうか。

若い頃は頭皮が厚いため毛根はまっすぐ伸びていますが、年齢とともに頭皮は薄くなっていきます。

その結果毛根を押しつぶしてしまうので、髪の毛がうねってしまうのです。

また、加齢によって皮脂の分泌量が低下することも髪の毛がうねる原因です。

皮脂の分泌量が減少すると、バリア機能が低下して髪の内部の水分バランスが乱れてしまいます。

その結果髪の毛が過剰に水分を吸収しようと働き、うねりを加速させてしまうのです。

ハリやコシがなくなりボリュームダウンする

老化によって髪の毛にハリやコシがなくなると、ボリュームが減りペタンとした感じに見えてしまいます。

これは加齢によって女性ホルモン「エストロゲン」が減少することで髪の毛の成長が妨げられてしまうことが原因。

その結果髪の毛のタンパク質やキューティクルが減少してハリやコシが減り、ボリュームダウンしてしまうのです。

以上のように、年齢とともに髪が老化するのは髪の毛の問題ではなく頭皮が非常に大きく関係しています。

そのため、早めに頭皮のケアを行うことで髪の老化の進行を食い止められます。

そこで次項ではツヤツヤの髪を維持するためのケア方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ツヤツヤ髪を維持するための3つのエイジングケア

しっかりとケアすることでパサつきが改善されて髪の毛にツヤが戻ると、見た目年齢も若くなります。

そこで、綺麗な髪を維持してツヤツヤ髪を取り戻すための3つのエイジングケアについて紹介します。

シャンプーマッサージで頭皮のコリをほぐす

毎日のシャンプー時に頭皮のコリをほぐすことで、髪にツヤが出るだけでなくハリやコシも与えられます。

加齢とともに硬くなった頭皮をマッサージしてコリをほぐすことで血流がよくなり、頭皮から髪の毛に新鮮な酸素や栄養が届きやすくなります。

頭皮が硬いまま放置すると頭皮のたるみを促進してしまい、毛穴や毛包が変形して髪の毛がうねる原因にもなります。

そのため、セルフマッサージはもちろん、月に1回程度プロの頭皮マッサージを受けるとより効果的です。

マッサージによって頭皮の血行を促進して余分な皮脂や老廃物をきれいに取り除くことで、美しい髪がよみがえります。

頭皮マッサージのやり方

(1)まずシャンプー前に丁寧に髪の毛をブラッシングします。髪の毛をとかすことによって髪の絡みを予防し、頭皮や髪の汚れを浮かせて落としやすくします。

(2)シャンプーを手に取り頭皮につけ、毛穴から汚れをもみだすように指の腹を使ってまんべんなく洗います。このとき爪を立ててしまうと頭皮を傷つけてしまうので注意してください。

(3)髪の生え際から頭頂部、耳の後ろから頭頂部、襟足から頭頂部に向かって指をジグザグに動かしてまんべんなくマッサージします。下から上に向かってマッサージするのがコツです。頭皮は頭頂部のあたりが最も硬くなりがちなので、下がった頭皮を正しい位置に持ち上げるようにほぐしてください。

(4)マッサージが終わったらしっかりとすすぎます。すすぎ残しがあるとかゆみの原因になるので丁寧に洗い流してください。

このように毎日シャンプー時に頭皮マッサージをすることで頭皮全体の血行がよくなり、アンチエイジングできるだけでなく顔のリフトアップにもつながります。

バランスのよい食事で体の中から頭皮に栄養を与える

髪の毛のツヤを取り戻すためには、普段からバランスのよい食事を心掛けて頭皮に栄養を与えることが大切です。

髪の健康を保ち、エイジングケアをサポートしてくれる栄養素を紹介します。

タンパク質

髪の成分はほとんどがタンパク質なので、健康な髪の毛を作るには良質なタンパク質を摂ることが大切。

高タンパク低脂肪な食材としては赤味の肉や魚、卵などがおすすめです。

卵はタンパク質のほかに髪の健康に必要な亜鉛やタウリンも含まれています。

また、大豆はタンパク質はもちろんイソフラボンやビタミンBも含み、頭皮の栄養補給や環境改善に最適です。

ビタミン類

はタンパク質の助けをしてくれるだけでなく血行や新陳代謝、抗酸化作用もあります。

ブロッコリーやキウイなどに多く含まれるビタミンCはタンパク質の構成を促進。

また、黒ゴマに多く含まれるビタミンEを摂ると髪にツヤが出る効果を期待できます。

ごまはビタミンEをはじめとする抗酸化物質が6種類も含まれ、エイジングケアにピッタリです。

一方で、ジャンクフードや揚げ物など脂っぽいものを日常的に食べていると頭皮の皮脂の分泌量も多くなります。

すると、頭皮だけでなく体全体が酸化しやすくなり老化体質になりがちに。

頭皮の健康のために、脂っこい食品は摂りすぎないように注意することが大切です。

髪の空洞部分を補う成分入りのヘアケア製品を使う

老化した髪の毛は内部に空洞部分ができることで髪が軽くなり、うねりが出たりハリやコシが少なくなっています。

そのため、シャンプーやトリートメントは髪の外側をコーティングするだけでなく空洞部分を埋めてくれるものを選ぶのがおすすめです。

髪の毛の老化に効果的な成分は以下のようなものがあります。

ポリペプチド

ポリペプチドは天然由来のタンパク質加水分解物で、髪と同じ構造の成分。

そのため、傷んだ髪の毛に浸透してキューティクルを内側から改善してくれ、高い毛髪補修効果や保湿効果が期待できます。

さらに、ポリペプチドは低刺激でマイルドな洗浄力や脱脂力も魅力のひとつ。ダメージ補修やハリ・コシの向上に効果的です。

セラミド

保湿効果が高いセラミドが配合された製品でヘアケアすることで、キューティクルが整い髪に柔軟性が生まれて髪の毛のツヤやコシが復活します。

セラミドはもともと体内にもありますが、加齢とともに徐々に減少してしまいます。

そこで、少なくなったセラミドを外側から補給することで髪の毛や頭皮の乾燥を防ぎ、うねりを防止できるのです。

また、シャンプー後にタオルドライした後はアウトバストリートメントをつけてからドライヤーするのがおすすめです。

髪の毛に何もつけずに髪の毛を乾かすと、ドライヤーの熱で髪の毛がダメージを受けてパサつきや枝毛の原因になることも。

早めのエイジングケアで髪のツヤを取り戻そう

「年齢による髪の毛の変化はどうしようもない」と諦める必要はありません。

老化によって変化した髪は、原因に合った対策をとることで十分改善されるのです。

髪の毛のエイジングケアは早く始めるほど効果を感じやすいので、できるだけ早めにケアを始めるのがおすすめです。

また、ツヤツヤの髪の毛を復活・維持するためには、外から栄養成分を補うヘアケアだけでなく、バランスの取れた食事を摂り体の内側からもアプローチしていくことが重要です。

髪の状態をしっかりと把握し、肌と同じく丁寧にケアしてあげることで健康的で綺麗な髪の毛をキープできます。