女性のボディメイク

【肥満とストレスの関係性】無意識に体内で起きている悪影響とは?

【肥満とストレスの関係性】無意識に体内で起きている悪影響とは?

「肥満とストレスは関係があるの?」
「太らないように対策がしたいけど、やり方がわからない」

このような疑問を抱える人は多いでしょう。

肥満体型になってしまうとオシャレを楽しめないだけでなく、さまざまな疾患を引き起こす原因にもなるのです。

今回は肥満とストレスの関係性と、すぐにできる対策を紹介していきます。

ストレスを抱えやすい人や、体重に悩んでいる人はぜひチェックしてください。

肥満とストレスに関係性はある?

現在の日本では男性の約3割、女性の約2割が肥満体型であるということが、厚生労働省の「国民健康・栄養調査結果の概要」で発表されています。

肥満体型の人は摂取カロリーが多いことのほかにも、ストレスを感じやすいということも原因になっているのです。

なぜストレスを感じると肥満につながりやすいのか、以下で詳細を確認していきましょう。

コルチゾールの分泌量が上昇する!

ストレスを感じると、ストレスホルモンと言われている「コルチゾール」が分泌されます。

コルチゾールは、蓄えられていた血液中の糖を利用したり全身に運んだりする役割がありますが、ストレスを感じているときに糖を使うほどハードな動きはほとんどしませんよね。

使われない糖が血液中に多くなると、糖を抑えるためにインスリンが分泌されます。

インスリンは「肥満ホルモン」といわれていて、体内に脂肪を溜め込む働きがあるので体重増加を引き起こす原因になるのです。

食欲旺盛になりやすい!

職場や家庭でストレスが溜まりやすい現代人ですが、食べることでストレスを発散してしまう人も多くいます。

過食して罪悪感を覚えたことによるストレスでまた過食してしまう……、という悪循環に陥ることも少なくありません。

食欲のままに食べてしまうとどんどん体重が増えて肥満になってしまうので、ストレスを感じているときこそ食欲を抑えるようにしていきたいですね。

代謝が悪くなる!

生活習慣が乱れたりストレスが溜まったりすると、自律神経のバランスが悪くなって代謝が低下してしまいます。

代謝が低下するとエネルギーを消費しにくくなるので、痩せにくく太りやすい身体へと変化していくのです。

糖質が脂肪に変えられる?

糖質は人間の三大栄養素のうちの1つで、脳のエネルギーになるので欠かせない栄養素ですが、摂りすぎた分は消費しきれずに中性脂肪に変換されます。

その後は内臓脂肪として蓄えられてしまい、お腹周りの脂肪が増えていくという事態に。

ズボンやスカートのウエストがきつくなったり腰回りに脂肪がついたと感じたりしたら、摂りすぎた糖質が内臓脂肪として蓄えられているのかもしれません。

糖質依存になっている!

糖質は依存性があるので、過度に摂取していた人がいきなり糖質を断つのは難しいでしょう。

糖質依存の場合は少しずつ摂取量を少なくしていき、適正な量で満足できるように身体を調整していく必要があります。

コルチゾールの分泌量を抑えると痩せる!【根拠と対策】

肥満の人は糖質を含む食品を大量に食べるので、インスリンが過剰に分泌されていることが多いです。

コルチゾールの分泌を抑えるとインスリンの量も抑えられるので、痩せるためにはまずはコルチゾールの量を減らしていきましょう。

実験でも立証されている!

人前で話したりプレゼンを行ったりするなど、緊張状態になるとコルチゾールの分泌量が多くなることが実験でも立証されています。

この実験からもわかる通り、ストレスがかかりつづけるとコルチゾールの量が増えるので、肥満になりやすいと言えるでしょう。

コルチゾールを抑える対策!

コルチゾールを抑えると、肥満及び体重増加をある程度防ぐことができると判明しました。

具体的には

  • こまめな運動
  • 睡眠時間の確保
  • 音楽などを聴いてリラックスする
  • サプリメントなどを取り入れる

などがコルチゾールを抑える方法として挙げられます。

以下で詳しく見ていきましょう。

運動を習慣化する!

学生のころとは違って、社会人になると身体を動かす機会が減ってしまいますよね。

運動不足を解消するために、こまめに有酸素運動や筋トレを行う必要があります。

運動や筋トレはストレス発散にもなるので、コルチゾールの分泌を抑えることができるのです。

しかし、運動の習慣がない人がいきなりハードな運動をしても継続できませんよね。

まずは動くことに慣れるという意味でも、軽いウォーキングやストレッチから始めることをおすすめします。

その後は軽い筋トレを週3~4日行うと代謝も上がりやすくなるので、痩せやすい身体を作れるでしょう。

十分な睡眠時間を!

睡眠時間が不足すると、身体にかなり負担がかかってしまいます。

最低でも6時間は確保したいところですが、4~5時間しか睡眠をとれていないという人も少なくありません。

慢性的な睡眠不足が続くと常にコルチゾールが分泌されている状態になるので、睡眠時間はしっかりと確保するようにしましょう。

音楽を聞く!

音楽を聴く行為は心理的ストレスを軽減する効果があるので、ストレスが溜まっていると感じたら就寝前に音楽を聴くと良いでしょう。

就寝前なら激しい曲よりもゆったりとした曲調のものを選択すると良いですね。

BBXなどサプリメントを服用する!

忙しい人におすすめのストレス解消法は、サプリメントの服用です。

特にBBXなどはコルチゾールの分泌を抑制する効果があり、糖質が脂肪に置き換わらないようにしてくれます。

運動をしたり睡眠時間を確保したりするのが難しい人は、こういったサプリメントも上手に取り入れてコルチゾールを抑制していきましょう。

糖質依存を抑える秘訣とは?

糖質は依存性があり、「摂りすぎは身体に良くないとわかっているのにやめられない」という人がとても多いです。

しかし、なんとかして摂取量を調整しなければ体重はどんどん増加して減量がとても辛くなってしまいます。

ここでは糖質依存を抑える方法を紹介していきますので、取り組みやすいものから始めてみてくださいね。

少しずつ摂取量を減らす!

毎日お菓子などで大量の糖質を摂取していた人に対して、「明日から糖質をすべてカットします!」と言っても成功する人はほとんどいませんよね。

まずは摂取量を少しずつ減らしていくようにしてください。

例えば、今までポテトチップスを1袋食べていたとすれば、半分だけ食べて残りは後日食べるなど少しずつ食べる量を減らしてみましょう。

半分にすることができればさらにもう半分にするなどを続けると、次第に糖質量が多い食べ物を欲さなくなります。

家にお菓子などを常備しない!

小腹が空いたとき用についつい家に常備しているお菓子。

手が届くところにお菓子などがあると、お腹が空いていないときでも食べるようになってしまいます。

肥満の人が常に何かを口にしているのは、手の届く範囲に食べ物があるからでしょう。

体重を増加させないためにも、お菓子を買いだめしないようにしてください。

しかし、全く間食をしないとストレスが溜まってしまいますよね。

そのようなときは間食として卵やチーズ、昆布や果物を食べるように心がけ、糖質や小麦が多く含まれているお菓子は食べる頻度を減らしましょう。

お菓子コーナーに入らない!

食べないようにしている物が目に入ると欲しくなってしまうので、誘惑が多いお菓子コーナーには入らないようにしてください。

特にコンビニはスーパーと違って、お菓子コーナーやパン売り場が目に入りやすいです。

ついつい必要の無いものまで買ってしまいがちなので、お菓子などを買ってしまいそうだと思う人は、コンビニには行かないようにしてくださいね。

飲み物もミネラルウォーターやお茶に!

体重増加を防ぐために、飲み物はミネラルウォーターやお茶を飲むようにしましょう。

何気なく口にしている紅茶や炭酸飲料などには、砂糖が多く含まれています。

また、味がついた水などはカロリーが少ないからといって飲んでいる人が多いですが、実は砂糖が多く含まれているので糖質が多い飲み物です。

なるべく温かいミネラルウォーターやお茶を飲んで、カロリーを抑えるようにしましょう。

対策をすることで体型や美容にもメリットが盛りだくさん!

今回はストレスが肥満につながる理由と、今からできる対策を紹介しました。

ストレスホルモンと言われているコルチゾールが分泌されることで脂肪が蓄えられ、肥満につながってしまいます。

肥満にならないためにはストレスを溜めないことが大切なので、

  • 運動を行う
  • 睡眠時間を確保する
  • 音楽を聴いてリラックスする
  • サプリメントを利用する
  • 糖質依存を抑える

などの方法で、ストレス解消を行ってください。

健康な生活をおくるために、対策を行って適正体重を維持するようにしましょう。