女性のボディメイク

まつ毛は男性・女性ホルモンの影響を受けない無性毛です。

まつ毛は男性・女性ホルモンの影響を受けない無性毛です。

まつ毛の長い男性を見て「まつ毛が長くてうらやましい!」と思ったことはありませんか?

毛の濃い薄いや、頭皮の脱毛などは男性ホルモンが関わると聞いたことがあるから、きっとまつ毛も男性ホルモンが関わっているはず!と思ったことがある方もいると思います。

しかし、実はこのまつ毛、男性ホルモンは全く関係しないのです。

まつ毛は無性毛なのでホルモンとは無関係、男女の差もない

人の身体に生えている毛は様々ありますが、「性毛」と「無性毛」の2種類に分けられます。

「性毛」とは思春期以降に発毛するものを指し、男性だけに生える「男性毛」と、男性にも女性にも生える「両性毛」の2つに分類されます。
これはどちらも男性ホルモンの影響を受けます。

その一方で、「無性毛」はその名の通り、性ホルモンの影響を受けず、男女の性差がはっきりする前から生えている体毛を指します。

まつ毛はこの無性毛に分類され、ホルモンの影響はまったく受けることがありません。
ムダ毛に関わるのは男性ホルモンであり、「女性毛」と呼ばれる体毛は存在しません。

男性のまつ毛が長いのはメイクのダメージが少ないから

男性のまつ毛が長く見えるのは、女性と違ってメイクによるダメージが少ないから。

女性がメイクアップに使っているマスカラやビューラーは、まつ毛に大きなダメージを与えているのです。特に、ウォータープルーフのマスカラは落ちにくいので、まつ毛に負担がかかります。

一方、ぬるま湯で簡単に落とせるタイプのマスカラは、まつ毛に負担をかけません。
落ちにくいマスカラを使い続けると、まつ毛が傷み、どんどん細くなってしまいます。

マスカラを落とすときにまぶたを引っ張る重さは、1年間で約168㎏と言われています。
このことからも、マスカラを落とすときに力をかけてはいけないことが分かりますね。

まつ毛は髪の毛よりもデリケートで、根元が皮膚の浅い位置にあるため、ちょっとした刺激で抜けてしまうことがあります。
根元から力いっぱい折るように上げてしまうと簡単にまつ毛は抜けたり、切れたりしてしまいます。

まつ毛を長く・濃くする3つの選択肢

毎日のメイクなどで、まつ毛に負担がかかっていることは分かっていても、メイクをしないというわけにはいきません…。

少しでも長く、太いまつ毛にするために、押さえておきたいポイントが3つあります。

  • 洗顔・クレンジングでゴシゴシこすらない
  • 適切な睡眠時間を確保する
  • まつ毛美容液はアテにならないので、まつ毛育毛薬を使う

洗顔・クレンジングでゴシゴシこすらない

メイクをしている方は、よごれを落とすために頑張ってお手入れをすると思いますが、強くこすりすぎると、まつ毛に大きなダメージを与えてしまいます。

しっかりと汚れを落としてケアすることは大切ですが、洗顔やクレンジングのしすぎはまつ毛を傷めてしまうので注意しましょう。

マスカラを落とすときには、マスカラ専用のリムーバーなどを使って、やさしくメイクを落とすことをおすすめします。

適切な睡眠時間を確保する

睡眠中は成長ホルモンが分泌されて新陳代謝が活発になり、髪やまつ毛が長く、強く、健康に育ちます。

まつ毛は「性ホルモン」の影響は受けませんが、「成長ホルモン」の影響を受けるので、しっかり睡眠をとることが大切なのです。

成長ホルモンの分泌が活発になるのは、22時~2時。この時間帯に深い睡眠をとることで、まつ毛の成長をより一層促進することができます。

まつ毛美容液はアテにならないので、まつ毛育毛薬を使う

まつ毛美容液は、「まつ毛をケアする」「抜け毛を防ぐ」「今あるまつ毛を美しく保つ」ことを目的とした商品なので、まつ毛を伸ばす効果はありません。

まつ毛を伸ばしたいのであれば、発毛効果がある「まつ毛育毛剤」を使いましょう。

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反対にまつ毛が濃いとお悩みなら脱毛も視野に

まつ毛が濃いとお悩みの方には、「まつ毛脱毛」を検討しましょう。

毛根に針を刺入し電気を流して毛根を破壊しますが、局所麻酔をして行うため痛みを伴うことはありません。

逆まつげで目にまつ毛が入り慢性的な結膜炎を起こす場合の治療法としても確立されている治療法なので、安心して受けることができます。

1回の施術で完全にまつ毛を除去することはできないので、何度か通う必要があります。

まつ毛とホルモンは関係なし。正しい対処でまつ毛を伸ばそう

まつ毛は性ホルモンとは関係がなく、男性ホルモンや女性ホルモンの影響を受けることはありません。

まつ毛をいたわり優しく扱うことで、いまあるまつ毛を美しく保つことができるでしょう。