女性のボディメイク

ワセリンでまつ毛は伸びない。医学的な根拠はないので別の伸ばし方を検討すべき

ワセリンでまつ毛は伸びない。医学的な根拠はないので別の伸ばし方を検討すべき

インターネット上にはまつ毛を伸ばす方法としてさまざまな情報が転がっています。
中にはワセリンがまつ毛美容液の代わりになり、まつ毛が伸びるという噂も。

今回は本当にワセリンでまつ毛が伸びるのか、ワセリンをまつ毛に塗るとどうなるのかを紹介します。

記事の最終章では確実にまつ毛を伸ばす方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

まつ毛はワセリンで伸びる噂はウソ

結論から申しますと、ワセリンでまつ毛が伸びるのは真っ赤なウソです 。

  • まつ毛がワセリンで伸びる医学的な理由はない
  • まつ毛は「毛周期」によって伸びる

まつ毛がワセリンで伸びる医学的な理由はない

ワセリンを塗布することでまつ毛が伸びる医学的根拠はありません。

インターネット上でワセリンでまつ毛が伸びたと報告している記事を目にしますが、根拠のない誤情報だと言えるでしょう。

もしかしたらワセリンを塗っている時期に目元への刺激が少なかったりと、ワセリン以外の要因でまつ毛が伸びたのかもしれません。

まつ毛は「毛周期」によって伸びる

そもそも、まつ毛は「毛周期」と呼ばれる毛の育つサイクルによって成長します。

成長初期

成長後期

退行期(抜ける時期)

休止期(皮下でお休み)

毛周期は成長初期、成長後期、退行期、休止期と4つの過程を繰り返します。

毛周期の期間は生活習慣やストレスによって左右されますが、おおよそ1ヶ月から4ヶ月程度。
この期間中に生えては抜けるを繰り返し、まつ毛は成長していくのです。

ワセリンの効果とまつ毛への正しい使い方

ワセリンにはまつ毛を伸ばす効果はありませんが、正しく使用することでさまざまな効果を得られます。

  • ワセリンには保湿の効果がある
  • ワセリンを綿棒で少量取って塗る
  • ワセリンを清潔なマスカラコームで塗る

ワセリンには保湿の効果がある

ワセリンは石油を精製し作られた保湿効果に優れた商品です。
肌の表面に油の膜を張ることで、水分の蒸発を防ぎしっとりとした肌に導いてくれます。

ワセリンを綿棒で少量取って塗る

ワセリンを使用する際は、容器から必要量を綿棒ですくい使用しましょう。
容器に手を入れてしまうと雑菌が混入する恐れがあります。

また、ワセリンを大量に塗るとテカリやベタつきが気になるので、少量を薄く塗るのが良いでしょう。
少量を薄く塗り拡げ、足りないようであれば再度綿棒で少量を取って使用してください。

ワセリンを清潔なマスカラコームで塗る

ワセリンをまつ毛に塗る際は、清潔なマスカラコームで塗りましょう。
マスカラコームは形が入り組んでおり、不衛生になりがちです。

洗浄したマスカラコームや新品のマスカラコームを使用し、目元に細菌が混入しないよう注意しましょう。

まつ毛にワセリンを塗るデメリット

続いてはまつ毛にワセリンを塗るデメリットを紹介します。

  • アレルギーや毛穴の炎症が起こる可能性がある
  • 目の充血やドライアイの原因になる
  • まつ毛ダニのエサになる

アレルギーや毛穴の炎症が起こる可能性がある

ワセリンを目周辺に繰り返し使用することで、毛穴を詰まらせてしまう可能性があります。
毛穴が詰まってしまうと周辺に炎症が起きることも。

肌が弱い方やアトピー性皮膚炎の方はワセリンを塗ることでアレルギー反応が起こる可能性もあるので注意が必要です。

目の充血やドライアイの原因になる

ワセリンが目に入ると、充血を引き起こしたりドライアイの原因になることもあります。。
目の周りは皮膚が薄くデリケートな部分ですので、まつ毛に塗ったワセリンが目に入らないよう気をつけましょう。

まつ毛ダニのエサになる

まつ毛ダニはまつ毛に生息するダニで、充血や不快感、眼病を引き起こします。

ワセリンは保湿力が高く、多量に使用すると皮脂腺を詰まらせてしまう恐れがあります。
皮脂腺の詰まりはまつ毛ダニを繁殖させてしまう要因になりますので、注意しましょう。

まつ毛を伸ばす方法4選

最後にまつ毛を伸ばす方法をいくつか紹介します。

まつ毛を守りながら育てる方法や確実にまつ毛を伸ばす方法を解説します。

  • まつ毛の主成分であるたんぱく質を積極的に摂取する
  • 低刺激・肌に優しいクレンジングを使う
  • つけまつ毛・エクステを控えて、まつ毛への刺激を減らす
  • 【確実】まつ毛育毛剤を使う

まつ毛の主成分であるたんぱく質を積極的に摂取する

まつ毛の主成分はケラチンと呼ばれるたんぱく質です。
毛の艶のために大切なキューティクルもタンパク質構造で作られています。

外部からの保湿や美容液でまつ毛に栄養を補うことも大切ですが、食事からたんぱく質を摂取することは健康なまつ毛育成のために欠かせません。

肉、卵、豆、魚など、たんぱく質が豊富に含まれている食品を積極的に取り入れましょう。

低刺激・肌に優しいクレンジングを使う

長いまつ毛を育てるためには、まつ毛が抜けないよう生活することが重要です。
低刺激な肌に優しいクレンジング剤を使用することは、まつ毛へのダメージ軽減に繋がります。

ウォータープルーフのマスカラを無理に落とそうとすることは、まつ毛に大きな負担を与えてしまいますので、マスカラ専用のクレンジング剤を使用するのが良いでしょう。

つけまつ毛・エクステを控えて、まつ毛への刺激を減らす

まつ毛を長く美しく演出できる、つけまつ毛やまつ毛エクステは本来のまつ毛に大きな負担をかけてしまいます。
つけまつ毛やエクステの重さで本来のまつ毛が常に引っ張られている状態になるので、まつ毛が抜け落ちてしまうリスクが高まります。

まつ毛への刺激は最小限に抑えられるよう、まつ毛エクステなどは控えるのがおすすめです。

【確実】まつ毛育毛剤を使う

まつ毛を確実に伸ばす方法として知られているのが、まつ毛育毛剤の使用です。
商品名としてはルミガンやケアプロストがよく知られています。

医療用に開発された育毛剤は、一般的なまつ毛美容液と異なり効果も確実です。
1日1回、まつ毛の根本に塗布するだけでまつ毛が長く、太く育っていきます。

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まつ毛をケアしてキレイに伸ばそう

まつ毛は女性らしさをアピールするのに重要な部分です。

体毛の中でも特に大切にしたいですよね。

インターネット上の誤った情報に左右されずに、医学的根拠のあるケアを行うことで、美しくハリ・コシのあるまつ毛を目指すことができます。

まつ毛を正しくケアしてキレイにまつ毛を伸ばしましょう。