一日の終わりにクレンジングでさっぱりした直後、メイクと一緒にまつ毛まで抜けてショックを受けたことのある方は多いと思います。
今回は、まつ毛が抜けない上手なクレンジングの方法、そしてマスカラをしっかり落とすための豆知識を紹介していきます。
まつ毛のクレンジングの必須アイテム3つ
まつ毛を上手にクレンジングするには、絶対に用意すべき必須アイテムが3つあります。
それぞれのアイテムの用途と選び方について解説していきます。
- 綿棒
- コットン
- ポイントメイクリムーバー
綿棒
まつ毛のクレンジング必須アイテムの1つ目は綿棒。
まつ毛が切れたり抜けたりするのを防ぎつつ、しっかりとマスカラを落とすのに役立ちます。
綿棒には、下記のようにさまざまな形状があります。
- 先丸タイプ
- 先細タイプ
- 2WAYタイプ
先丸は先端が丸くなっているスタンダードな綿棒で、先細は先端がとがった綿棒。
2WAYはヘッドが先丸と先細、両端で違う形をしているものです。
より丁寧にアイメイクを落とすには、2WAYタイプの綿棒がおすすめ。
2種類の形状のヘッドを使い分け、効率的にクレンジングが可能です。
コットン
まつ毛のクレンジング必須アイテムの2つ目はコットンです。
アイメイクを落とす成分の含まれたメイク落とし専用のコットンも販売されていますが、コスパ面で考えると普通のコットン+リムーバーで代用するほうがおすすめです。
たっぷりとリムーバーを染み込ませられるよう、厚手で何層にも重なっているコットンを選びましょう。
ティッシュペーパーのメーカーが製造販売しているものから、デパコスプランドが販売しているものまでコットンにはさまざまな種類があります。
ポイントメイクリムーバー
まつ毛のクレンジング必須アイテム3つ目はリムーバー。
アイメイク専用のポイントメイクリムーバーが販売されていますので、必ず用意しましょう。
目元は顔の中でも特に皮膚が薄く、デリケートな部位。
しかしアイメイク関連のコスメは粘膜の近くということで耐水性が強く、さらには皮脂対策として耐油性も高いものが非常に多くなっています。
できる限り目元に負担をかけることなくアイメイクを落とすためには、洗浄力が高く短時間でメイクオフが可能な、アイメイク専用のポイントメイクリムーバーを使用するのが一番なのです。
まつ毛のマスカラを落とす3ステップ
続いては、まつ毛のマスカラを効率よく落とす3ステップを紹介いたします。
- コットンにリムーバーをつける
- コットンを目元に当て拭き取る
- 瞼の下にコットンをあて綿棒で拭き取る
1.コットンにリムーバーをつける
まずはコットンにリムーバーをつけ、たっぷりと染み込ませましょう。
目元に負担をかけずしっかりメイクを落とすためにも、リムーバーの量をケチってはいけません。
含ませるリムーバーが少なすぎると結局こすらないとメイクが落ちないため、意味がなくなってしまいます。
2.コットンを目元に当て拭き取る
リムーバーをたっぷりとなじませたコットンを、目元全体をおおうようにかぶせ、30秒程度やさしくおさえてリムーバーとメイクがなじむのを待ちます。
その後、力を入れることなく優しく押さえた状態で、アイメイクを拭き取ります。
急いでアイメイクを落とそうとこすってしまうと、いくらコットンを使っているとはいえ、まぶたとまつ毛に強い負担がかかってしまいます。
しっかりリムーバーをなじませれば、こすらなくともスルッとアイメイクを落とせます。
3.瞼の下にコットンをあて綿棒で拭き取る
落ちたマスカラをキャッチできるよう手順2で使用したコットンをまぶたの下にあてて、落としきれなかったマスカラを綿棒でふき取っていきます。
綿棒の先端部分にリムーバーを含ませてまつ毛の上から直接あて、優しくクルクルと回していくだけ。
マスカラがコットンの上にしっかりと落ちきったら、アイメイクのオフは完了です。
【豆知識】マスカラの種類に応じてクレンジング法を変える必要がある
マスカラは汗や涙に強いタイプと皮脂・水に強いタイプに分かれていますが、実は種類に応じてクレンジング法を変える必要があります。
マスカラのタイプ別におすすめのクレンジング方法を紹介していきます。
- 汗や涙に強いマスカラは時間をかけて落とす
- 皮脂や水に強いマスカラは素早く丁寧に落とす
汗や涙に強いマスカラは時間をかけて落とす
汗や涙に強いウォータープルーフタイプのマスカラは、丁寧に時間をかけて落とさなければなりません。
基本的な手順は先ほど紹介したものと変わりませんが、リムーバーをなじませる時間をさらに数十秒長めにとるのがおすすめ。
綿棒でマスカラを拭き取る際は、一度にすべて終わらせようとせずに2~3回に分けて工程を繰り返し、丁寧に落としていきましょう。
落ちにくいウォータープルーフタイプでも慎重にメイクオフしていけば、まつ毛に負担をかけることなくきれいにマスカラを落とすことができますよ。
皮脂や水に強いマスカラは素早く丁寧に落とす
フィルムタイプやスマッジプルーフタイプのマスカラは皮脂や水分に強いものの、比較的簡単に落とすことが可能です。
簡単に落ちるメイクは、目元に負担をかけないためにもなるべく素早く落とすのがポイント。
リムーバーを含ませたコットンをあてる時間は10秒程度で問題ありません。
綿棒を使う手順についても、手際よく進めれば1回でもしっかりとマスカラを落としきることが可能です。
自分に合うリムーバーを選ぶ4つのコツ
快適にメイクを落とすためには自分に合うリムーバーを選ぶことが大切です。
リムーバー選びの際は、下記で紹介する4つのコツをぜひ参考にしてください。
- アレルギーテスト済みなら安心
- まつエク中なら対応している商品を選ぶ
- 落としたい部分やメイクの濃さに合わせて選ぶ
- マスカラと同じ成分のものを選ぶ
アレルギーテスト済みなら安心
人によってはリムーバーに含まれている成分が体質に合わず、アレルギー症状が出てしまう可能性があります。
特に敏感肌の方、乾燥肌の方はそういった症状を起こしやすい傾向があるので、リムーバー選びの際もアレルギーテスト済みの製品から選ぶようにしましょう。
100%アレルギー反応を起こさないと断言はできないものの、可能性は確実に下げることができます。
まつエク中なら対応している商品を選ぶ
まつエク中の方は、リムーバー選びを間違うとせっかくつけたエクステの持ちが悪くなってしまう恐れがあります。
まつエク中の方は必ず「まつエクOK」の表記がある商品からリムーバーを選びましょう。
落としたい部分やメイクの濃さに合わせて選ぶ
落としたい部位やメイクの濃さに応じてリムーバーを使い分けることも大切です。
アイメイクリムーバーは大きく分けて3タイプ。
- リキッド
濃いメイクを落としたい方向け。
アイシャドウ・マスカラなどアイメイク全般がしっかり落ちる。 - シート
外出先などでサクッとアイメイクをオフしたい方向け。
シートに含むリムーバーの量の調整ができないので、あまり濃いメイクには向かない。 - コーム
マスカラだけをピンポイントでオフしたい方向け。
なじむまでに時間がかかるので、ある程度時間に余裕があるときに使うのがおすすめ。
より自分に合ったアイメイクリムーバーを選んで、メイクオフのストレスをなくしましょう。
マスカラと同じ成分のものを選ぶ
アイメイクリムーバーを選ぶ際は必ず成分表をチェックして、自分の使っているアイメイク用品と同じ主成分のものを選ぶようにしましょう。
主成分が同じだと、リムーバーとメイクがなじみやすく落としやすくなるからです。
メイク用品と同じブランドからリムーバーが出ている場合、主成分が近い可能性が高いためぜひチェックしてみましょう、
マスカラを洗浄するときの3つの注意点
最後に、マスカラを洗浄するときに必ず気を付けるべき3つの注意点を紹介します。
- リムーバーは肌に合うものを選んで
- マツエク中ならオイルインのリムーバーは避けて
- ゴシゴシ擦って落とすのはNG
リムーバーは肌に合うものを選んで
アイメイクリムーバーは非常に種類が豊富なので、メイク落としに特化した成分を多く含むものから肌に優しい低刺激な処方のものまで自分の肌に合ったものを選ぶことが大切です。
敏感肌の方は、アルコールやエタノールなどの刺激成分の含まれていない無添加・低刺激処方のリムーバーを使いましょう。
乾燥肌の方には、セラミドやスクワラン等の保湿成分が多く含まれているリムーバーがおすすめです。
マツエク中ならオイルインのリムーバーは避けて
まつエク中の方は、オイルインのリムーバーは避けなければなりません。
というのもまつエクを接着しているグルーは油分に弱いため、オイルインのリムーバーを使うとエクステの接着部位がはがれてきてしまうのです。
「まつエクOK」もしくは「オイルフリー」と表示のある商品からリムーバーを選べば、まつエクの持ちに影響することはありません。
ゴシゴシ擦って落とすのはNG
どんなリムーバーを使用するにしても、ゴシゴシ擦って無理にアイメイクを落とすのは絶対にNG。
メイクをこすって落とし続けると、目の周辺がくすみ、皮膚がどんどんごわついていきます。
気が付いた時には目元が黒ずんでシワがよっていた…なんて事態に陥る可能性があるのです。
また、まつ毛は擦れに弱いため、ゴシゴシ擦るクレンジングはまつ毛が切れたり抜けたりする原因になってしまいます。
どんなに濃いメイクでも、コツをつかんでアイテムを使いこなせば擦らなくても必ずきれいに落とせるということは忘れないでください。
まつ毛のクレンジングは自分に合うものを使おう
まつ毛のクレンジングは必ず自分に合うものを使いましょう。
プチプラからデパコスまでさまざまなメーカーからクレンジング関連商品は販売されています。
使用感や成分を比べつつ、少しでも違うと感じたら別のものを試す工程を繰り返し、自分に一番合うクレンジングを見つけることが大切です。
肌の調子やメイクに合わせたクレンジングも重要ですから、数種類のクレンジング用品をそろえておくのもおすすめですよ。