「すっぴんでも濃いまつ毛に憧れる」
「たくさんのまつ毛で目力をアップしたい」
これらの悩みを即日叶えられるのは、まつ毛の植毛。
今回は、植毛の値段やデメリットを中心にご紹介していきます。植毛をする前に、正しい知識を理解しておきましょう。
まつ毛植毛は髪の毛を皮膚ごと移植する外科手術
まつ毛植毛とは、自分の髪の毛を皮膚ごと切り取ってまつ毛に移植する外科手術のことです。
まつ毛の生え際に穴を開け、毛根がついたままの状態の髪の毛を植毛していきます。
植毛手術の時間は約1〜2時間が目安で、その日のうちに植毛は終了します。
まぶたに一本一本丁寧に植え付けるため、マツエクよりも自然な仕上がりになります。
「まつ毛が少なくて細い」「まつ毛が一部抜けている」「まつ毛がスカスカで目力が弱い」などのまつ毛の悩みがある人におすすめです。
植毛のメリットは効果が半永久的に続くこと
まつ毛植毛の大きなメリットは、効果が半永久的に続くこと。
例えば、マツエクでの場合1回あたりの料金は数千円で済むとはいえ1ヶ月程度経つとほとんどのエクステが取れてしまいます。
付け替えを繰り返す人も多いでしょう。
一方で、まつ毛植毛なら日帰り手術にもかかわらず半永久的に効果が持続します。
定着すると自まつ毛のようになるため、抜けても生えてくるという魅力がある上、まつ毛よりも太く長く伸びる可能性があります。
マツエクのように1ヶ月に1回通う必要もなくなります。
まつ毛・まぶたへの負担が減る、メイクが楽になることも魅力
まつ毛植毛はまつ毛自体やまぶたへの負担が減ることもメリットのひとつ。
マツエクの場合は、付ける際にグルーという接着剤を使用するため、まつ毛に負担がかかってしまいます。
まつ毛に負担をかけすぎると傷んだり、抜けやすくなったりして、まつ毛がスカスカになってしまう可能性が高くなります。
まつ毛植毛の場合はマツエクのように薬剤を塗布しないため、負担をかけることがありません。
また、まつ毛植毛をすると、マスカラを塗らなくてもまつ毛の量が増え、太く長くなることでそのままでもきれいな目元をつくることができます。
毎朝のメイクも楽になり、アイメイクの時間も短縮できます。
まつ毛植毛のデメリットは主に3つ
まつ毛植毛のデメリットは以下の3つです。
- 生着率は50%〜90%
- 下まつ毛が不自然になることがある
- メンテナンスが必要になることがある
それぞれ詳しく解説していきます。
100%生着するわけではない、生着率は50〜90%
まつ毛への生着率は100%ではありません。
生着率には個人差があり、一般的には50〜90%といわれ、自然な仕上がりにならないことがあります。
生える角度や向きが異なることが理由として挙げられます。
下まつ毛が不自然な感じになることもある
上まつ毛と下まつ毛の生え方は異なります。
上まつげは下向きに、下まつ毛は上向きに生えるため、まつ毛の向きが不自然になってしまうといわれています。
つまり、下まつ毛は「逆さまつ毛」になってしまうということです。
基本的にはまつ毛の向きに沿って手術するようですが、下まつ毛は上に生える可能性が考えられます。
そのため、下まつ毛は不自然な感じに見えてしまうことがあるのです。
このようなまつ毛の生え方の癖により、下まつ毛の植毛の手術は難しいといわれ、クリニックによっては断る場合もあるようです。
髪の毛を移植するのでメンテナンスが必要になる場合も
髪の毛の移植により髪の毛と同じサイクルで太く長く伸びる可能性があることから、定期的にカットする必要があります。
放置しておくとそのまま伸び続けるため、どのくらいの長さがいいか事前に決めておくといいでしょう。
また、まつ毛のカットをしたことがない人も多いと思います。
左右の長さを合わせるのはなかなか難しいため、最初のメンテナンス時は、希望の長さよりも長めにカットして、そこから調整していくのがポイントです。
値段は両目で50〜100万円程度と比較的高額。自由診療で健康保険適用外なので注意
まつ毛植毛の費用は、両目で50〜100万円程度のところが多く、比較的高額になります。
健康保険適用はなく自由診療なため、事前に確認しておきましょう。
支払い方法は、本数で決まる場合と一括で提示しているクリニックがあります。
局部麻酔をするので痛みは基本ない、術後は少し痛い場合も
まつ毛植毛の手術は局所麻酔をするため、ほとんどの人が痛みを感じないといわれています。(痛みの感じ方には個人差あり)
麻酔が切れてくると、チクチクとしたわずかな痛みを感じる場合があり、ほとんどの人は耐えられるほどですが、もしも痛みが強い場合は医師や看護師に相談することができます。
ダウンタイムは1~2週間、シャワーは当日からOK
まつ毛植毛の術後は腫れや内出血をすることが多く、ダウンタイムは約1〜2週間が目安です。
また、当日OKのものから1週間後OKのものは以下のとおりです。
【当日OK】シャワー
【3日後OK】目以外のメイク、洗髪、入浴
【1週間後OK】アイメイク
目以外のメイクをする際、目の腫れや目の周りの内出血の部分は、コンシーラーなどでカバーすることも可能です。
植毛のデメリットも理解したうえで後悔のない選択を
まつ毛植毛は、まつ毛を増やしたい人や太く長くしたい人におすすめです。
しかも半永久的に効果が持続するため、多少料金が高くてもこれまでのマツエクやまつ毛パーマを継続するよりは効率的です。
しかし、まつ毛の植毛はマツエクやまつ毛パーマなどとは異なり、外科手術になるため、生着率が100%ではないことや下まつ毛が不自然な感じになること、メンテナンスが必要になることなどデメリットが生じます。
デメリットを十分に理解した上で、まつ毛植毛をするようにしましょう。