月経前症候群(PMS)と妊娠初期のつわりは、吐き気やだるさ、頭痛など共通する症状が多くあります。
自分で見分けるのは非常に困難ですが、いくつか判断のポイントはあります。
本記事では、生理前の頭痛が妊娠によるものかを見分けるヒントや、妊娠の可能性がある場合の市販薬の選び方、医療機関を受診する目安について詳しく解説します。
不安を少しでも解消し、適切な行動をとるための参考にしてください。
PMSとつわりは症状が似ている!見分けるのはほぼ無理
月経前症候群(PMS)とつわりは症状が非常に似通っています。
生理前の頭痛や不調が、PMSかつわりか悩んでいる方は多いようです。
私、生理前→ずっと汗かいてる、イライラ、強い睡魔、食欲増、頭痛って不調だらけなんだけど、妊娠中もそんな感じ(イライラはない)だったから、妊娠初期と変わりなくていつもソワソワ期無駄に期待するのやめたい🫠
— そのꪔ̤̮妊活垢 (@sonooo_ni) June 25, 2025
BT9 採血でのhcg408.6mIU/mLで陽性判定でした🧚♂️💫 BT0~BT9までいつもの生理前の下腹部痛や軽い頭痛、倦怠感、便秘と下痢はありましたが胸はふにゃふにゃ、少量の出血(着床出血)もなしでよく言うような妊娠超初期の症状はありませんでした。
— ぱうぺー¨̮⃝@1人目妊活🐯移植① (@pawpe_hym) July 16, 2025
頭痛、歯茎の腫れ痛み、下腹部のチクチク、気持ち悪さ、むくみ、身体の重み、胸の張り痛み、眠気、ぜーんぶ妊娠初期症状だったらいいのに。
なんで生理前と症状にてんだ…— えくれあ (@8hi8heho) September 19, 2023
「妊娠の初期症状かと思ったら生理前の症状だった」「いつも通りの生理前の症状と思いきや妊娠していた」という意見がありました。
妊娠を希望している方の中には、「妊娠の初期症状かと期待したけれど、生理が始まってがっかりした」と感じる人も少なくないようです。
PMSとつわりに共通する症状
PMSとつわりに共通する主な症状は、次のとおり多岐に渡ります。
- 頭痛
- 腹痛
- 下痢や便秘
- 胸の張り
- 咽頭痛
- 寒気
- 肩こり
PMSの主な原因は、プロゲステロンという黄体ホルモンの分泌量が、ジェットコースターのように大きく変動することです。
一方でつわりの原因はまだ完全には解明されていないものの、妊娠によって急激に上昇するhGCホルモンが原因という説があります。
いずれも女性ホルモンの急激な変動によって引き起こされるため、症状が非常に似ています。
食欲の変化や吐き気を感じることもあり、これらの症状だけではどちらの状態であるかを特定するのは困難です。
そのため、
「妊娠の初期症状かと思ったら生理前の症状だった」
「いつも通りの生理前の症状と思いきや妊娠していた」といった誤認が起こりやすいのです。
生理前の頭痛が「つわり」か「つわり以外」か判断する方法
生理間の頭痛が「つわり」か「つわり以外」かを正確に判断する方法はありません。
しかし、次のポイントをチェックすると、判断の基準になることがあります。
- 症状が現れた時期
- 基礎体温
- いつもと明らかに違う症状
PMSの症状は月経の3〜10日前に現れ、月経が始まると軽快するのが一般的です。
一方、つわりの症状は、妊娠5〜6週頃(生理予定日の1〜2週間後)から現れることが多いとされています。
妊娠している場合、基礎体温は高温期が3週間以上続きます。
PMSの場合は、月経が近づくと体温が低下し、月経開始とともに低温期に入ります。
また、普段のPMSでは経験しないような、吐き気や嘔吐の頻度が増す、特定の匂いに敏感になる、嗜好が変わるといった症状が現れた場合は、つわりの可能性が考えられます。
ただし、これらの変化は個人差が大きいため、あくまで目安として捉えましょう。
生理が1週間以上遅れたら市販の妊娠検査薬でチェック
生理が1週間以上遅れた場合は、市販の妊娠検査薬でチェックすることをおすすめします。
生理予定日から1週間が経たないと、正しい検査結果が出ない可能性があります。
妊娠検査薬を使用する際の詳しいポイントについて、具体的に解説します。
- 妊娠検査薬で陽性が出るのは生理から1週間後以降
- 陽性の場合は速やかに受診
- 陰性なのにさらに生理が遅れる場合は受診を検討
妊娠検査薬で陽性が出るのは生理から1週間後以降
妊娠検査薬は、妊娠すると体内で生成されるhCGホルモンの量を検出して陽性か陰性かを判定します。
このhCGホルモンは、生理予定日を過ぎてから徐々に増加し始めます。
そのため、生理予定日直後ではhCGホルモンの量が十分に検出できるほどではない可能性があり、フライング検査では正しい結果が得られないことがあります。
正確な結果を得るためには、生理予定日から1週間以上経過してから検査薬を使用することがおすすめです。
陽性の場合は速やかに受診
妊娠検査薬で陽性反応が出た場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。
妊娠が確定したら、その後の妊娠経過を管理するために定期的な検診が必要となります。
また、子宮外妊娠などの正常な妊娠ではない可能性も考えられるため、早期の受診が重要です。
適切な時期に受診することで、母子の健康を守り、安心して出産を迎えるための準備ができます。
かかりつけの産婦人科がある場合はそちらを、ない場合は近隣の産婦人科を探して予約を取りましょう。
陰性なのにさらに生理が遅れる場合は受診を検討
妊娠検査薬が陰性でも生理が遅れる場合、妊娠以外の原因も考えられます。
ストレスや過度なダイエット、婦人科系の病気が原因で月経不順になることがあります。
検査薬の反応はhCGホルモンの濃度に依存するため、使用時期が早すぎたり、排卵が遅れていたりすると陰性になる可能性もあります。
心配な場合は、早めに婦人科を受診して原因を特定し、適切な診断と治療を受けることが大切です。
妊娠の可能性があるなら痛み止めは「カロナール」
「頭痛を抑えるために薬を飲みたいけれど、妊娠の可能性があって不安」という方は、カロナールを服用することがおすすめです。
カロナールは、妊娠中の方が比較的安全に服用できる痛み止めとして知られています。
なお、ロキソニンやイブなどの痛み止めは控えましょう。
それぞれの痛み止めの特徴について、詳しく解説します。
- アセトアミノフェンは妊娠中にも安全に服用できる
- NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は服用NG
アセトアミノフェンは妊娠中にも安全に服用できる
カロナールの主成分は「アセトアミノフェン」であり、妊娠中の女性が比較的安全に服用できる解熱鎮痛剤です。
アセトアミノフェンはプロスタグランジンという物質の生成を阻害する作用が穏やかで、胎児への影響が少ないと考えられているためです。
ただし、妊娠の可能性があるタイミングで薬を服用する際は、医師や薬剤師に相談することが重要です。
自己判断での服用は避け、専門家の指示に従いましょう。

NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は服用NG
NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)に分類される次の痛み止めは、妊娠の可能性があるタイミングでの服用は避けましょう。
- ロキソプロフェン
- イブプロフェン
これらの痛み止めを妊娠中に服用すると、胎児に悪影響を及ぼす可能性があります。
妊娠の可能性がある場合や、妊娠中に痛み止めが必要になった場合は、自己判断せずに必ず医師や薬剤師に相談し、アセトアミノフェンを主成分とする薬剤を選ぶようにしましょう。
生理前の頭痛は妊娠の可能性もある!確実な判断はまだできない
生理前の頭痛は、PMS(月経前症候群)と妊娠初期のつわりで共通する症状が多く、自分で見分けるのは非常に困難です。
症状が現れる時期、基礎体温、いつもと違う症状の有無が判断の目安になりますが、これらも個人差が大きいため確実ではありません。
生理が1週間以上遅れた場合は、市販の妊娠検査薬でチェックしましょう。
陽性の場合は速やかに医療機関を受診し、陰性でも生理が遅れる場合は他の原因も考えられるため婦人科を受診することを検討してください。
妊娠の可能性がある場合の痛み止めは、胎児への影響が少ないとされる「カロナール」の主成分であるアセトアミノフェンがおすすめです。
ロキソニンやイブなどのNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は避け、不明点がある場合は医師や薬剤師に相談してみてください。
この記事の参考サイト
月経前症候群(premenstrual syndrome : PMS):公益社団法人日本産婦人科学会
つわり:Wikipedia
医療用医薬品:カロナール:kegg
医療用医薬品:ロキソプロフェン:kegg
医療用医薬品:イブプロフェン:kegg