あんしん通販コラム
ピル

生理前・生理中は偏頭痛が現れやすいタイミング

生理前・生理中は偏頭痛が現れやすいタイミング

女性の偏頭痛患者の約半数が、生理前から生理中にかけて頭痛を経験しているといわれています。
本記事では、生理と偏頭痛の密接な関係やすぐにできる対処方法について詳しく解説します。

つらい症状を緩和して少しでも楽に過ごせるよう、ぜひ参考にしてみてください。

女性の偏頭痛患者の約50%は「生理前から生理中」に頭痛が起こる

生理と偏頭痛には密接な関係があり、女性の偏頭痛患者の約半数が生理前から生理中にかけて頭痛を経験するといわれています。
この時期の頭痛は「月経関連偏頭痛」と呼ばれ、特に生理開始2日前から生理3日目までに起こりやすいとされています。

生理前から生理中の頭痛の主な原因について、具体的に解説します。

  • 生理前の「エストロゲンの急激な低下」が主な原因
  • 「プロスタグランジン」の作用で吐き気を催すことも

生理前の「エストロゲンの急激な低下」が主な原因

生理前から生理中に頭痛が起こる主な原因は、生理前に起こるエストロゲンの急激な低下です。
エストロゲンは脳内のセロトニンという神経伝達物質の分泌に影響を与え、このセロトニンの変動が偏頭痛の引き金となると考えられています。

この時期の頭痛は、通常の偏頭痛よりも症状が重く、持続時間が長い傾向にあるのが特徴です。

「プロスタグランジン」の作用で吐き気を催すことも

生理前から生理中にかけて「プロスタグランジン」という物質が生成されます。
プロスタグランジンは子宮を収縮させて経血を排出する作用がありますが、過剰に分泌されると吐き気や腹痛、腰痛などの症状を引き起こすことがあります。

特に偏頭痛を伴う場合、プロスタグランジンが血管や神経に作用し、吐き気を悪化させることが考えられます。
生理前・生理中の頭痛で吐き気を伴う場合は、プロスタグランジンの過剰な作用が関係している可能性が高いでしょう。

生理前・生理中の「月経関連偏頭痛」の特徴

生理周期に伴って起こる「月経関連偏頭痛」には、主に次のような特徴があります。

  • 持続時間が長く、なかなかよくならない
  • 一度治まっても再発しやすい
  • 頭痛薬が効かないほどの痛みを感じることもある

持続時間が長く、なかなかよくならない

月経関連偏頭痛は、通常の偏頭痛と比較して痛みの持続時間が長い傾向があります。
これは、生理周期に伴うホルモンバランスの変動が、痛みのメカニズムに深く関与しているためと考えられます。

エストロゲンの急激な低下は、脳内のセロトニンレベルに影響を与え、血管の拡張や炎症反応を引き起こし、頭痛を悪化させることがあります。
そのため、一度発症すると痛みがなかなか引かず、日常生活に大きな支障をきたすケースも少なくありません。

市販の鎮痛薬では効果が限定的であったり、服用してもすぐに痛みがぶり返したりすることもあり、根本的な解決が難しいと感じる方もいるでしょう。

一度治まっても再発しやすい

月経関連偏頭痛は、一度痛みが治まっても再発しやすいという特徴があります。
生理周期に伴うエストロゲンの変動が原因で、セロトニンなどの神経伝達物質のバランスが不安定になるためです。

痛みが引いたと油断していると、再び激しい頭痛に襲われるケースも少なくありません
そのため痛みが和らいだ後も無理をせず、体調の変化に注意を払うことが重要です。

必要であれば医師に相談し、適切な治療法を見つけることが、再発を抑えるための鍵となります。

頭痛薬が効かないほどの痛みを感じることもある

月経関連偏頭痛は通常の偏頭痛と比較して痛みが強く、市販の鎮痛薬が効きにくいことがあります。
生理周期に伴うホルモンバランスの急激な変動が、痛みのメカニズムに深く関与しているためと考えられます。

特にエストロゲンの低下は、脳内のセロトニンレベルに大きな影響を与え、血管の過度な拡張や炎症反応を引き起こし、激しい痛みを引き起こすことがあります。
そのため、普段使い慣れている頭痛薬では効果が不十分であったり、服用しても痛みがすぐに再燃したりするケースも少なくありません。

偏頭痛は「予兆期」「前兆期」「頭痛期」「回復期」の段階で進行する

偏頭痛は一般的に「予兆期」「前兆期」「頭痛期」「回復期」の4つの段階を経て進行すると言われています。

段階 症状・特徴
予兆期
  • 頭痛が始まる数時間から数日前に現れる、漠然とした身体の変化
  • イライラ、集中力の低下、肩こり、あくび、甘いものが食べたくなる、光や音に敏感になるなど
前兆期
  • 頭痛の直前に現れる神経症状で、視覚性の前兆が最も一般的
  • 視野にギザギザした光が見える、チカチカする点が見える、視野の一部が欠けることがある
  • 通常5〜20分かけて現れ、60分以内に消える
頭痛期
  • 脈打つような強い痛みが頭の片側または両側に現れる
  • 吐き気や嘔吐を伴うことが多く、光・音・匂いに過敏になる
  • 動くと痛みが悪化するため、静かで暗い場所で横になりたくなる
  • 数時間から72時間続くことがある
回復期
  • 頭痛が徐々に治まり、疲労感や脱力感が残る
  • 頭痛が治まった後も数日間、倦怠感や集中力の低下が続くことがある

段階を理解することで偏頭痛のパターンを把握し、早期の対処につなげられるでしょう。

【すぐできる】つらい頭痛と吐き気を和らげる対処法

頭痛と吐き気を和らげるための主な対処方法は、次のとおりです。

  • 早めに鎮痛薬を服用する
  • 暗い部屋で休む

すぐにできる対処方法なので、つらい痛みを和らげたい方は試してみてください。

早めに鎮痛薬を服用する

偏頭痛に効果的な鎮痛薬とそれぞれの特徴、価格は次のとおりです。

名称 分類 特徴 価格の目安
トリプタン系薬剤 処方薬
  • 偏頭痛の特効薬とされ、高い効果が期待できる
  • 吐き気などの随伴症状にも効果がある
1錠あたり200〜500円程度(10割負担の場合)
ジタン系薬剤 処方薬
  • 効果は高いものの、眠気やふらつきなどの副作用が出ることがある
  • 50mg:1錠324.70円
  • 100mg:1錠570.90円(10割負担の場合)
アセトアミノフェン 市販薬、処方薬
  • 標準的な解熱鎮痛薬
  • 胃への負担が少なく、妊婦や小児にも用いられる
  • 【市販薬】アセトアミノフェン錠「クニヒロ」20錠:880円(税込)
  • 【処方薬】1錠あたり7〜20円程度(10割負担の場合)
NSAIDs(ロキソニン、イブなど) 市販薬、処方薬
  • 抗炎症作用が強いため、炎症による痛みに効果的
  • 【市販薬】ロキソニンS 12錠:767円(税込)
  • 【処方薬】1錠あたり10.4円(10割負担の場合)

偏頭痛には処方薬があるほか、市販のカロナールやロキソニン、イブなども効果的です。
症状が軽いうちに服用することで、痛みを軽減し、日常生活への影響を最小限に抑えられます。

偏頭痛は痛みが本格化してから服用すると効果が薄れる傾向があるため、予兆を感じた段階で早めに鎮痛薬を服用しましょう。
ただし、鎮痛薬の過剰な服用はかえって頭痛を悪化させる可能性もあるため、用法・用量を守りましょう。

市販薬で効果が見られない場合や症状が重い場合は、専門医に相談して適切な薬を処方してもらうことも大切です。

暗い部屋で休む

暗くて静かな部屋で休むことは、頭痛や吐き気の緩和に繋がります。
偏頭痛は光や音に敏感になることが多いため、外部からの刺激を遮断すると症状が改善される可能性があります。

可能であれば横になって目を閉じ、心身ともにリラックスできる環境を整えましょう。
脳の興奮が抑えられ、痛みが和らぐ効果が期待できます。

冷たいタオルを額に乗せるのも有効です。

生理前・生理中の頭痛に無理は禁物!応急処置を試して

月経関連偏頭痛は、女性の偏頭痛患者の約半数が経験し、特に生理開始2日前から生理3日目にかけて起こりやすいのが特徴です。
通常の偏頭痛よりも持続時間が長く、市販薬が効きにくいほどの強い痛みを伴うことがあります。

対処法としては、痛みの予兆を感じたら早めに鎮痛薬を服用すること、そして暗く静かな部屋で体を休めることが有効です。
つらい症状の際は無理をせず、適切な対処を心がけましょう。

この記事の参考サイト

プロスタグランジン:Wikipedia
エストロゲン:Wikipedia
生理時の頭痛:脳神経外科たかせクリニック
トリプタン系薬の解説:日経メディカル
世界初「ジタン系」の片頭痛治療薬「レイボー」:あべファミリークリニック