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40代女性の生理前・生理中の頭痛は更年期障害スタートの合図

40代女性の生理前・生理中の頭痛は更年期障害スタートの合図

生理中のひどい頭痛には、更年期が関係している可能性があります。

早ければ40代頃から始まる更年期は、女性ホルモンの変動によって心身に様々な影響を及ぼします。
本記事では、生理中の頭痛と更年期の関係性や頭痛が起こるメカニズム、つらい頭痛を和らげるための具体的な対処法や予防策について詳しく解説します。

更年期と頭痛の関係について知りたい方、生理中の頭痛に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

40代から更年期が始まる!生理中の頭痛がひどくなる原因3選

更年期は一般的に閉経を挟んだ前後5年間を指し、早ければ40代から始まります。
50歳前後で閉経が訪れる方が多いため、45歳〜55歳が更年期の目安です。

更年期はホルモンバランスが乱れ、次のようなことが起こりやすくなります。

  • 女性ホルモン「エストロゲン」の分泌量が乱高下する
  • 自律神経が乱れやすくなる
  • 「偏頭痛」や「緊張型頭痛」が起こりやすくなる

女性ホルモン「エストロゲン」の分泌量が乱高下する

閉経が近づくにつれて、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が大きく変動します。

エストロゲンは血管の収縮や拡張を調整する作用があるため、分泌量が乱高下すると血管の異常な収縮や拡張を引き起こし、頭痛の原因となることがあります。
特に生理前や生理中はエストロゲンが大きく変動しやすいため、次の症状が起こりやすくなります。

  • 頭痛
  • めまい
  • のぼせ
  • 発汗
  • 冷え
  • 肩こり
  • 不眠
  • 気分の落ち込み

これらの症状は、更年期によるホルモンバランスの変動と関連している可能性があります。

自律神経が乱れやすくなる

更年期に女性ホルモンであるエストロゲンが減少すると、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
自律神経は体温調節や血圧、消化器の働きなど、体のさまざまな機能をコントロールしています。

このバランスが崩れると、めまい、動悸、発汗、頭痛などの症状が現れやすくなります。
特にストレスを感じやすい状況や、急な環境の変化は自律神経の乱れをさらに悪化させ、頭痛を引き起こす要因となることがあります。

「偏頭痛」や「緊張型頭痛」が起こりやすくなる

更年期により女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少することで、脳内の神経伝達物質のバランスが変化しやすくなります。
この変化が血管の収縮・拡張に影響を与え、脈打つような痛みが特徴の「偏頭痛」を引き起こす可能性が高まります。

また、更年期には自律神経の乱れからくるストレスや肩こり、首のこりなども起こりがちです。
これにより頭や首の筋肉が緊張し、締め付けられるような痛みが特徴の「緊張型頭痛」が起こりやすくなります。

ホルモンバランスの変動と自律神経の乱れが、これら二つのタイプの頭痛の頻度や強度を増す要因になる可能性が考えられます。

生理前・生理中の頭痛を未然に防ぐための対処法

生理前・生理中の頭痛を未然に防ぐための対処法は、主に次のとおりです。

  • どんなときに頭痛が起きやすいかチェックする
  • ストレスを溜めない
  • アルコールやカフェインを控える

痛みがひどい場合は我慢せず、早めに鎮痛薬を服用しましょう。
継続的に正しい対処方法を実施することで、痛みが緩和されやすくなります。

どんなときに頭痛が起きやすいかチェックする

頭痛が起きやすい状況を把握することは、予防策を立てる上で重要です。
主に次のような生活習慣を記録することで、頭痛のトリガーを特定できるでしょう。

  • 生理周期
  • 睡眠時間
  • 食事内容
  • 運動内容

スマートフォンアプリや手帳を活用して、頭痛が起きた日時や痛みの強さ、随伴症状(吐き気など)、その日の活動内容などを記録すると、客観的に傾向を把握しやすくなります。
この記録を基に、どのようなタイミングで頭痛が起こるかチェックすると、より効果的な対処法を見つけやすいでしょう。

ストレスを溜めない

更年期によるホルモンバランスの乱れは自律神経に影響を与え、ストレスをさらに感じやすくすることがあります。
ストレスは頭痛を悪化させる要因となるため、次のように日頃からストレスを溜めない工夫が重要です。

  • リラックスできる時間を意識的に設ける
  • 軽い運動を取り入れる
  • 十分に睡眠を取る

音楽を聴いたり趣味に没頭したりして、自分がリラックスできる時間を作りましょう。
また、心身を休めることを心がけてみてください。

ストレスの原因となっている事柄を特定し、可能な範囲で改善していくことも大切です。

アルコールやカフェインを控える

アルコールやカフェインは血管の収縮や拡張に影響を与え、頭痛の引き金となる可能性があります。
特にアルコールは一時的に血管を拡張させた後に収縮させる作用があるため、偏頭痛持ちの方には注意が必要です。

また、カフェインは摂取量を急に減らすことで離脱症状として頭痛を引き起こすこともあります。
生理前や生理中に頭痛が起こりやすいと感じる場合は、アルコールやカフェインの摂取量を控えめにしてみましょう

水やお茶など、ノンカフェインの飲み物に置き換える工夫も有効です。

こんなときは病院へ!緊急性が高い危険な頭痛

次のように「普段と違う」「痛みがひどい」などの異常を感じる頭痛が合った場合、すぐに受診または救急車を呼びましょう。

  • 強い吐き気を伴う頭痛
  • これまで経験したことのない激しい頭痛
  • 手足の麻痺や言葉のもつれを伴う頭痛

強い吐き気を伴う頭痛

強い吐き気を伴う頭痛は、偏頭痛でも見られる症状です。
特に注意が必要なのは、普段とは異なる激しい頭痛とともに吐き気が現れる場合です。

このような頭痛は、脳圧の上昇や脳内の異常を示唆している可能性があります。
脳腫瘍や脳出血、くも膜下出血などの重篤な病気が原因となっていることもあります。

吐き気がひどく飲食ができない、意識が朦朧とする場合は、緊急性が高いため、速やかに医療機関を受診してください。
自己判断せずに、専門医の診断を受けることが重要です。

これまで経験したことのない激しい頭痛

突然の激しい頭痛、特に「これまで経験したことのない」と感じる頭痛は、命に関わる病気のサインである可能性が高いです。
これは雷鳴頭痛とも呼ばれ、くも膜下出血のような緊急性の高い脳疾患でよく見られます。

痛みがピークに達するまでの時間が非常に短いのが特徴です。
このような頭痛はたとえ短時間で治まったとしても、放置すると重篤な後遺症や死に至る危険性があるため、すぐに救急車を呼ぶか、医療機関を受診してください。

手足の麻痺や言葉のもつれを伴う頭痛

手足の麻痺や言葉のもつれを伴う頭痛は、脳梗塞や脳出血といった脳血管障害の典型的な症状です。
これらの症状は脳の一部への血流が阻害されたり、脳内で出血が起こったりすることで、脳の機能が障害されていることを示します。

時間経過とともに症状が悪化する可能性があり、命に関わることもあるため、発症した場合は迷わず救急車を呼び、速やかに医療機関を受診してください。

更年期は40代から!いつもと違う頭痛を感じたらすぐに病院へ

更年期は40代から始まり、症状として頭痛が現れる事があります。
通常の頭痛であれば特に心配の必要が無い症状ですが、強い吐き気を伴う頭痛や、経験したことないような頭痛がある方は、重い脳の病気が潜んでいる可能性がある為、早急に病院を受診するようにしましょう。

この記事の参考サイト

くも膜下出血(破裂脳動脈瘤):秋田県立循環器・脳脊髄センター
更年期障害:公益社団法人日本産婦人科学会
自律神経系の概要:MSDマニュアル