【生え際後退】M字ハゲの大学生に告ぐ。今すぐ対策すれば新社会人ハゲにはならないぞ

生え際が後退してM字ハゲになってきた大学生へ。
あなたの髪の毛はまだ取り戻せます。
今から対策すれば、ハゲた新社会人になる未来を避ける事が出来ます。

こちらの記事では、大学生がM字ハゲになってしまう理由と、具体的な予防法や治療法について詳しく解説します。

大学生がM字ハゲになる原因は2つ

大学生がM字はげになる原因は大きく分けて次の2つです。

それぞれを詳しく解説していきます。

男性型脱毛症（AGA）

男性型脱毛症（AGA）は、遺伝や男性ホルモンの影響によって、生え際や頭頂部から進行する脱毛症です。
AGAは、男性ホルモンの「テストステロン」が「5αリダクターゼ」という酵素と結合することで「DHT（ジヒドロテストステロン）」に変化し、髪の成長サイクルを乱すことにより発症します。

髪の毛が成長できる時期が極端に短くなることで、頼りない産毛しか生えてこなくなり、いずれ髪の毛が抜けるのです。
AGAの進行パターンは人により様々ですが、M字はげはAGAによる薄毛の特徴であるため、放置せずに早めに対処しましょう。

牽引性脱毛症

牽引性脱毛症は、髪の毛を長時間引っ張ることで抜け毛が増え、薄毛になる脱毛症です。
男女ともにみられるタイプの脱毛症ですが、AGAとは違い徐々に進行することはありません。

牽引性脱毛症は単に引っ張られて抜けるだけでなく、同じ髪型が続くことで特定の部分の皮膚や毛根に負担がかかり、頭皮の血行不良を招くことも原因の1つと考えられています。
毎日髪をくくる習慣がある人、長期間分け目を変えていない人は特に注意しましょう。

【治療前にできること】大学生のM字はげの予防方法5つ

「病院で治療するほどではないけど、薄毛が気になりだしている。」

そんな大学生にオススメしたいM字ハゲの予防方法をこちらで詳しく解説します。

それぞれを詳しくみていきましょう。

①タンパク質・ビタミン・ミネラルを摂る

太くてしっかりした髪の毛を作るには、栄養バランスの摂れた食生活が欠かせません。
特に、タンパク質・ビタミン・ミネラルを意識して摂取しましょう。

大学生になると学校とアルバイトの両立で忙しくなり、食生活が変わることもあると思います。
そのような食事は手軽な反面、髪や頭皮にとって大切な栄養素が不足するため、薄毛につながる可能性があります。

また一人暮らしを始めて、自炊が面倒でコンビニやファーストフードで済ませる人も少なくありません。
健やかな髪を作るためにも、お肉や魚介類、野菜、果物などをバランスよく食べるように意識しましょう。

栄養素	働き	推奨摂取量（成人男性/日）	多く含む食品
タンパク質	髪の主成分（ケラチン）の原料	約60g（体重×1.0〜1.5g）	鶏むね肉、卵、大豆製品、ツナ缶、牛赤身、鮭
ビタミンB2	皮脂分泌を整える／細胞の代謝促進	約1.6mg	レバー、納豆、うなぎ、卵、ヨーグルト
ビタミンB6	タンパク質の代謝／皮膚・髪の健康維持	約1.4mg	鶏ささみ、まぐろ、にんにく、バナナ
ビタミンB7（ビオチン）	ケラチン生成の補助／毛髪の構造安定	50μg（目安量）	卵黄、レバー、ナッツ類、きのこ類
ビタミンE	血行促進／抗酸化作用	約6.5mg	アーモンド、かぼちゃ、アボカド、オリーブオイル
鉄分	頭皮への酸素・栄養供給	約7.5mg	赤身肉、ひじき、レバー、あさり、ほうれん草
亜鉛	毛母細胞の分裂・再生をサポート	約10mg	牡蠣、牛肉、カシューナッツ、納豆、卵黄
ビタミンA	頭皮の新陳代謝・皮膚の健康維持	約850μgRAE	にんじん、レバー、ほうれん草、かぼちゃ
ビタミンC	コラーゲン生成／鉄の吸収促進	約100mg	ブロッコリー、キウイ、いちご、赤ピーマン

②十分な睡眠時間を確保する

夜間のアルバイトや友達との遊びなどで睡眠時間が減ってしまうと、髪の成長に関わる成長ホルモンが分泌されにくくなります。
できれば24時までには就寝し、最低6時間の睡眠時間を確保しましょう。

また、寝る前のスマホは寝つきを悪くしたり、深い眠りを妨げたりするため、睡眠不足の原因になります。
寝る前のスマホは控えるように心がけましょう。

リラックスした状態の質のよい睡眠は成長ホルモンの分泌を促し、薄毛予防に期待できます。

③お酒やたばこはやめる

M字はげに悩む大学生は、お酒やたばこはやめましょう。
特にたばこは血管を萎縮させ、髪に必要な栄養素が届けられなくなり、栄養素そのものを破壊してしまいます。

たばこを完全にやめるのが難しい場合は、まずは本数を減らすことから始めてみてください。
また、多少のお酒は体に悪いものではないといわれていますが、過度な飲酒は髪にとって必要な栄養素を不足させます。

お酒を飲む量が多い人は休肝日を作ったり、1回に飲む量を減らしたりするなどの工夫をしましょう。

④適度な運動でストレスを解消する

ストレスが溜まると薄毛の原因となる男性ホルモンを多く分泌してしまいます。
適度な運動でストレスを解消して、薄毛予防しましょう。

ほどよい運動は血行を促進する上に、幸せホルモンといわれる「セロトニン」の分泌を促進し、自律神経を整えてくれます。
週3回程度の運動が望ましいですが、難しい場合は通学途中に何かできることを取り入れてみてください。

例えば、学校の1駅手前で降りて歩いたり、意識して階段を使ったり。
日常に無理なく運動を取り入れて、上手にストレスを解消しましょう。

⑤ヘアケアを見直す

M字はげが気になる大学生は、ヘアケアを見直してみるのも大切です。
合わないシャンプーや、皮脂を落としすぎるシャンプーを使っていませんか？

頭皮環境を整えることは、次に生えてくる髪の育成にも関わります。
シャンプーは刺激の少ないものを選びましょう。
洗うときは頭皮を意識して、指の腹を使って優しく揉み込むようにします。

頭皮全体が洗えたら、シャンプーが残らないようにしっかりと洗い流しましょう。
また、頭皮が濡れたままだと雑菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。

頭を洗ったあとは、必ずドライヤーをする習慣をつけてくださいね。
もし頭皮のベタつきやフケがでる場合は、ヘアケア製品があっていないのかもしれません。

自分に合うヘアケア製品を選び、正しい洗い方をマスターして薄毛予防に役立てましょう。

【手遅れになる前に】大学生の生え際・M字はげを救う治療4選

ここでは、大学生のM字はげの代表的な男性型脱毛症（AGA）と、牽引性脱毛症それぞれの効果的な対策方法を紹介します。

ヘアスタイルを変える

牽引性脱毛症が原因のM字ハゲには、髪型を見直すだけで改善が期待できます。
頭皮や毛根が引っ張られ続けると、血行が悪くなり、生え際が後退する原因になります。

特に以下のような髪型は、負担が大きいため注意が必要です。

これらのスタイルを続けると、毛根がダメージを受け、M字部分の毛が細くなったり抜けやすくなります。
改善には、分け目を定期的に変える、髪を強く引っ張らない、ワックスを控えるなどの工夫が大切です。

頭皮にやさしいスタイルに変えることで、毛根を休ませ、自然な回復を促しましょう。

【生える薬】ミノキシジル製剤を使う

ミノキシジルは、発毛を促すことが科学的に証明された医薬品です。
毛細血管を拡張して血流を改善し、毛包に栄養を届けることで、髪の成長・発毛を促します。

FDAが実施した臨床試験では、5%ミノキシジル外用薬を使用した男性の約39%が「中等度～高密度の発毛」を実感したと報告されています。
発毛効果は頭頂部に現れやすく、M字部分は効果が出にくいとされますが、「初期段階の生え際後退」には十分効果が期待できます。

【抜けない薬】フィナステリド製剤を使う

フィナステリドは、AGAの原因物質「DHT（ジヒドロテストステロン）」の生成を抑制する内服薬です。
DHTを減らすことで脱毛信号をブロックし、進行を止めます。

日本国内の二重盲検臨床試験（厚生労働省承認）によると、フィナステリド1mgを1年間服用した男性のうち約58%に改善が見られ、約40%は現状維持という結果が報告されています。
つまり、約98%が「進行を抑えられた」という非常に高い有効性を示しています。

生え際への効果は個人差がありますが、抜け毛を減らし、これ以上の後退を防ぐ目的としては極めて有力な選択肢です。

【切り札】デュタステリド製剤を使う

デュタステリドは、フィナステリドの約1.6倍のDHT抑制効果を持つとされ、より高い発毛改善効果が期待できる内服薬です。
5αリダクターゼのⅠ型・Ⅱ型の両方を阻害することで、DHTの生成をより広範囲で抑えます。

国内の臨床試験では、71.2%の被験者が改善したと回答しました。
特に、生え際・M字部分への改善率はフィナステリドより高いというデータもあり、進行したM字ハゲや長期間の薄毛に悩む大学生には最終手段として有効です。

大学生の生え際後退・M字はげは予防・治療できる

大学生のM字はげの原因は、AGAか牽引性脱毛症のどちらかが多いです。
薄毛の進行を防ぐためにも食生活や睡眠などの生活習慣を見直しつつ、具体的な治療を実践してみましょう。

大学生であれば、毛根が生き残っている人が殆どだと思いますが、薄毛が進行するとどんどん治療の難易度・成功率が下がっていきます。

髪の毛を失ってから後悔する前に、治療を始めましょう。

この記事の参考サイト

Minoxidil: wikipedia
プロペシア®錠　臨床成績＜国内データ （1年）＞: ORGANON
前立腺肥大症薬のデュタステリドが男性型脱毛症を改善: 日経DI
AGAとは: AGAスキンクリニック
牽引性脱毛症とは: 東京ワンダークリニック