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必読!あなたの早漏の原因は「病気」の可能性あり

必読!あなたの早漏の原因は「病気」の可能性あり

早漏と聞くと、男性としてどこか恥ずかしい印象があるかと思います。

早漏なだけであれば対策はできますが、実は病気によって早漏が引き起こされている可能性があり、病気によっては放置していると命に関わる危険性も考えられます。

そこで今回の記事では、早漏と病気の関係について詳しく解説いたします。

早漏と病気の関係

はじめに、早漏と病気の関係性について詳しく解説します。
しっかりと学んで、早漏の原因を掴んでいきましょう。

早漏とは

早漏とは、今までは医学的に正式な定義がないままでした。

明確な定義付けを行うために、2007年から国際性医学会議 (ISSM)がメインとなって、エビデンスにもとづいた定義の検討がスタートしたのです。

そのアウトプットとして、第103回米国泌尿器科学会(AUA)の年次総会が2008年5月に行われ、早漏は以下のような定義がされています。

  • 早漏とは男性における性機能障害のひとつ
  • セックスの際毎回またはほぼ毎回、ヴァギナへのペニス挿入後1分以内に射精してしまう症状
  • 挿入前に射精してしまう症状
  • 射精をコントロールできない事に起因するストレスや悩み、いらいらなど精神的な負担を感じている症状
  • 性行為自体を避けている症状

早漏イコールすぐに射精することをイメージしますが、射精に関する悩みを抱えている状態も、早漏に位置付けられます。

後述しますが、早漏は精神的なもので発症するケースもあるので、肉体的だけでなく精神的なケアも必要になるでしょう。

前立腺とは

前立腺とは、男性だけにある臓器となります。

膀胱の下にあって、尿道を取り囲むようにして存在しているのが特徴です。

一部が直腸に接近しているので、直腸の壁越しに指で触れることもできるでしょう。

ちょうど栗の実くらいのサイズ感であり、形も栗に似ているためよく比喩されます。

また、近年では以下3つのゾーンに分類することが多いです。

  • 辺縁領域
  • 中心領域
  • 移行領域

医学的な研究が進んでいる昨今でも、前立腺の働きについてはまだ詳しくはわかっていません。

明確に判明している働きは、前立腺液を分泌すること。

前立腺液とは精液の一部であり、精子を保護する作用や精子に栄養を与えます。

それと同時に、精子の運動機能を助ける役割も担っているのです。

また、前立腺がんや前立腺肥大症といった病気の進行には、男性ホルモンが大きく関わっています。

慢性前立腺炎が原因で早漏になる理由

前立腺炎とは、前立腺の中で炎症が生じる病気です。

主に以下のような分類をされることが多いでしょう。

  • 細菌性前立腺炎・・・細菌が前立腺に付着して発生する
  • 非細菌性前立腺炎・・・細菌の付着がなく発生する

実際には、多くの方が非細菌性前立腺炎として発症します。

慢性的に炎症が発生するため熱はなく症状も比較的軽いことが多く、前立腺炎とは気付かないケースも多いでしょう。

長時間のデスクワークや乗り物での移動が多いと、前立腺炎の原因になりかねません。

つまり、ペニスや精巣に外的圧力がかかりすぎると、前立腺炎になる可能性が高くなってしまうのです。

また自動車の運転や自転車、バイクなどの機械的刺激(振動など)によって、前立腺炎を発症することも少なくありません。

前立腺肥大症が原因で早漏になる理由

前立腺肥大症が直接的に早漏に繋がる訳ではなく、ED(勃起不全)が発生することによって早漏になると考えられています。

前立腺肥大症とは、前立腺が加齢により次第に大きくなる病気のことを指します。

前立腺が大きくなると尿道を圧迫して尿が出にくくなるのですが、これが続くと排尿障害につながりかねません。

通常の前立腺のサイズはクルミ大程度ですが、前立腺肥大症になると鶏卵大以上となってしまうのです。

前立腺肥大症では以下のような症状が現れます。

第1期(膀胱刺激期) 前立腺肥大の初期症状である頻尿などが発生、肥大した前立腺が膀胱や尿道を刺激することによって発生
第2期(残尿発生期) 力を入れないと尿が出にくくなる等が発生、肥大した前立腺によって尿道が圧迫されて細かくなることが原因で症状が発症
第3期(慢性閉塞期) 慢性的に尿道が圧迫された状態となり、尿の回数がさらに増えて最悪の場合は尿が出なくなる

慢性前立腺炎は、加齢に伴うこと以外の詳しい発症要因は明らかになっていません。

ただし、過度な飲酒や過労、生殖器への物理的刺激や圧力が重なると発症するとも考えられています。

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甲状腺の活動性亢進が原因で早漏になる理由

甲状腺機能亢進症とは、喉仏付近にある甲状腺が異常に働きすぎる状態を指します。

甲状腺が働きすぎることでホルモンの値が高くなり、身体の重要な機能が働く速度が上昇します。

女性に多いと言われているバセドウ病は、甲状腺機能亢進症の原因として最もよくみられる病気の1つ。

主な甲状腺機能亢進症の症状としては、以下6つが挙げられます。

  • 心拍数と血圧の上昇
  • 不整脈
  • 過剰な発汗
  • 神経質や不安
  • 睡眠障害
  • 意図しない体重減少

甲状腺機能亢進症の症状で注目すべきは、神経質や不安など精神的に不安定になる点です。

男性が甲状腺機能亢進症になってしまうのも精神的な要素が大きく、早漏の原因の半分以上は不安や心理的な原因であると考えられています。

しかし、甲状腺の病気があるからといって、必ずしも早漏になるわけではないということを覚えておきましょう。

早漏は射精障害の1つ

早漏は、射精障害の1つとして考えられています。

では、射精障害とは一体どのようなものがあるのか、以下で詳しく確認していきましょう。

射精障害とは

射精障害とは勃起しても射精ができない場合を指し、勃起障害と同じく性機能障害の一種です。

射精は神経によって男性生殖器が収縮し、精液が尿道に押し出される形で起こります。

さらに尿道周辺の筋肉が律動的に収縮すると、精液はさらに先に送られてペニスの外に放出されるのです。

不妊治療の現場においては、性機能障害の患者は年々増加。

実際に、1997年は3.3%であったのに対して、2015年には13.5%と上昇していて、その中でも急増しているのが射精障害です。

射精のメカニズムとして脳や神経などが複雑に関係しており、治療が簡単にはいかないケースが大半です。

早漏以外の射精障害

早漏以外の射精障害は、以下のようなものがあります。

腟内射精障害 オナニーでは射精できるが、セックスでは射精できない状態。思春期からの不適切なオナニーが主な原因と考えられる。
神経性射精障害 原発性無射精 重度の神経障害が発生することで射精ができなくなる場合がある。
逆行性射精 射精する際に膀胱へ精液が逆流してしまい、精液が出てこない現象。また射精感があるにもかかわらず、精液量がとても少ないケースも逆行性射精が原因となっている場合がある。

早漏自体も病気の1種という見解もあり

早漏自体が、病気であるという見解も広く見られます。

人により捉え方はさまざまなので、まずは今できる対策や治療法に取り組んでいきましょう。

早漏が病気である理由

早漏の要因としては、ペニスが刺激を強く感じてしまう機能的要因と、性行為に対しての不安による心理的要因に分類されます。

実際に医学分野では早漏の治療に関する研究が進んでおり、プリリジーという早漏の治療薬も誕生しました。

治療薬が誕生したことにより、早漏は病気の1つということが言えるでしょう。

早漏は「脳の病気」との見解もあり

早漏は、脳の病気であるという見解も広く見られます。

なぜなら、早漏の原因は脳が深く関わっているから。

早漏は精神的な要素も大きく、射精障害についての研究の約90%が早漏に関することなのです。

また、脳にはセロトニンというホルモンが大きく関わっていて、分泌量をコントロールすることで、射精を改善できるでしょう。

早漏治療薬にもセロトニンをコントロールする薬が用いられます。

日本とアメリカの早漏に関する認識の違い

日本では、早漏を治療するという考えが定着していないのが現状です。

一方で海外では性機能障害の問題として考えられており、治療も積極的に行われています。

アメリカでは射精障害患者の多くが早漏であり、それに対応するために新薬なども続々と登場。

日本との早漏に対する意識の違いがはっきりとわかりますね。

早漏を改善する治療方法

早漏を改善する方法には、様々なものがあります。

自分自身で行えるものから本格的な治療まであるので、どのような方法があるのか確認していきましょう。

セックスの体位を変える

早漏を改善するためにまずできる対策は、セックスの体位を変えることです。

四十八手でも知られているとおり、セックスの体位は多種多様。

それぞれの体位によって、ペニスへの刺激が異なるのです。

早漏は、ペニスが強い刺激に慣れていないことから起こってしまいます。

刺激を感じにくい体位に変えると射精を遅らせることも可能なので、以下を参照して実践してみましょう。

  • 後側位
  • 座位
  • 側位

最初は慣れずに苦労することも多いですが、回数を重ねることでコツを掴んでうまくできるようになります。

後側位の場合は女性と密着してプレイできますし、座位の場合は中イキさせやすいという効果も期待できるでしょう。

日頃のオナニーの仕方を改善する

セックスだけでなく、日々のオナニーやり方を改善するのも効果的な早漏対策と言えるでしょう。

早漏の方が絶対に避けたいオナニーとして、皮オナニーが挙げられます。

皮オナニーとは、亀頭を露出させず皮を被せた状態で擦って行うオナニーです。

この方法に慣れてしまうと、刺激に慣れていない亀頭となり、いざセックスする際に刺激が強すぎて早漏になりかねません。

皮オナニーは刺激に対する耐性が著しく低下するので、普段から亀頭を露出して刺激に耐えられるようにしておきましょう。

Amazonで早漏改善グッズを買う

Amazonでは、早漏改善グッズを多く取り扱っています。

その中でも多いのが、クリームやジェルなどをペニスに擦り込むグッズです。

主に、以下のような成分を含んだグッズが多く見られます。

  • シトルリン
  • アルギニン
  • シスチン
  • ニンニク根エキス
  • オタネニンジンエキス
  • トウガラシエキス

これらの成分は亀頭の感覚を鈍感にしたり、痺れさせたりする効果が期待できるでしょう。

ほかにも、サプリメントやオナホールなどがあります。

さまざまな早漏改善グッズが販売されているので、あなたに合ったグッズを取り入れてみてくださいね。

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病院やクリニックで治療を受ける

病院やクリニックでは、早漏に関する治療を専門的に行っているところもあります。

自己対策ではなく病院やクリニックを利用することで、根本的な早漏の治療を行えるでしょう。

早漏治療薬であるプリリジーなどを処方してもらえますし、包茎が原因で早漏となっている場合は外科手術も対応可能です。

先発医薬品
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ただし、自由診療となるので、保険適用はありません。

高額にはなりますが、他の改善方法よりも効果が期待できるでしょう。

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鍼灸による治療を受ける

鍼灸でも早漏を改善できる治療法があり、病院に抵抗のある男性が利用していることが特徴です。

鍼灸では早漏に関連するツボを刺激するケースと、交感神経を安定させて精神的面を改善する方法が挙げられます。

ハリを用いて治療を行いますが、基本的に痛みは少ないです。

とはいえハリを刺して治療を行うので、抵抗がある場合は他の方法を検討してみても良いでしょう。

しかし、早漏の鍼灸治療に対応している医院がそもそも少ないので、対応している鍼灸院を探すのに苦労するかもしれません。

早漏と病気の関係についてのまとめ

早漏と病気には密接な関係がありますが、多くの治療法があることも判明しました。

早漏は病気である」ということが、日本ではまだまだ認知度は高くありません。

しかしアメリカではすでに病気であるという認識が広まり、新薬や治療法が次々と誕生。

今後は日本でも治療薬が増えると予想されています。

早漏に悩んでいる男性は、まずは自分でできる対策に取り組んでみましょう。

それでも改善が見られない場合は、病院やクリニックなど専門の医療機関を受診してみてくださいね。