女性のボディメイク

まつ毛美容液のかゆみ・かぶれの原因は含有成分による刺激・アレルギー

まつ毛美容液のかゆみ・かぶれの原因は含有成分による刺激・アレルギー

まつ毛美容液を使用している中で、目がかゆくなる、目の周囲がかぶれるなどの症状が出ることがあります。

原因は、まつ毛美容液の含有成分による刺激とアレルギーです。

実際、まつ毛美容液が流行してから現在にかけて、かゆみやかぶれなどのトラブル報告は増加しているのです。

本記事では、まつ毛美容液によってかゆみが出る原因と対処法を詳しくご紹介します。

まつ毛美容液を使用している方、使用を検討している方はぜひ最後までご覧ください。

【注意】まつ毛美容液によるかゆみ・かぶれなどのトラブルが増加中

女性を中心に大流行しているまつ毛美容液ですが、その裏でかゆみやかぶれといった皮膚トラブルが増加しています。

まずは、上記のようなトラブルのきっかけとなるまつ毛美容液の問題点についてみていきましょう。

  • 頭髪用の育毛剤がまつ毛美容液として販売されていることも
  • 刺激が強い商品には色素沈着の危険性もある

頭髪用の育毛剤がまつ毛美容液として販売されていることも

市販されているまつ毛美容液の種類は非常に豊富で、それぞれ配合されている成分や配合率が異なります。

自分の好みのものを選べるというのはメリットでもありますが、実は中には、目元に使うにはリスクの高い成分が含まれる製品も混ざっています。

代表的ともいえるのが、頭髪用の育毛剤

本来、髪の毛に使用する用途で開発されたものが、まつ毛美容液として販売されていることがあるのです。

頭髪用の育毛剤は、頭皮への使用と効能は認められていますが、当然まつ毛への効能・効果が認められているわけではありません。

そのうえ、頭皮とくらべて目の周りの皮膚は薄くデリケートです。

頭髪用の育毛剤がついてしまうとかゆみ・かぶれを引き起こすおそれがあるため、十分な注意が必要です。

刺激が強い商品には色素沈着の危険性もある

まつ毛美容液の中には、効果・効能を強めるために刺激が強い成分を多く含む商品もあります。

刺激が強い商品を使うことで考えられるのが、目の周辺への色素沈着

目の周辺の皮膚はほかの部位に比べて特に薄いため、付着した成分を吸収しやすいという特徴があります。

まつ毛美容液がうっかりついてしまったという場合も、早い段階で成分を吸収してしまいます。

刺激の強い成分が含まれている商品は、目の周囲が色素沈着により黒ずんでしまう危険性があることも、覚えておかなければなりません。

まつ毛美容液のかゆみの原因は成分による刺激・アレルギー

まつ毛美容液を使用してかゆみが出た場合、成分による刺激やアレルギーが原因である可能性大。

まつ毛美容液に含まれる多くの成分の中には、人によって刺激を感じたり、アレルギー反応を起こしたりするものも混ざっています。

かゆいだけでも不快ですが、かゆいからといって目をこすってしまうと、さらなるデメリットが発生します。

  • 色素沈着
  • 目の周辺のたるみ
  • 角膜に傷がつく
  • まつ毛が抜ける

上記のように、良いことは一つもありません。

体調が悪いと肌が敏感になりやすいので用心

普段まつ毛美容液を使用していてかゆみが出ないという方でも、油断は禁物です。

なぜなら、体調によっては肌が敏感になり、普段出ない症状が出てしまうこともあるためです。

風邪をひいているときや疲労がたまっている時。

女性の場合は生理や妊娠がきっかけで、肌が敏感になることも珍しくありません。

体調がよくないと感じるときは、普段使っている方でもまつ毛美容液の使用を控えたほうが良いでしょう。

まつ毛美容液によるかゆみの回避法・対処法

まつ毛美容液によるかゆみのリスクは、完全にゼロにはできないものの回避法・対処法はあります。

  • 使用量を守る
  • 肌を清潔にして使う
  • パッチテストをする
  • 一旦使用を中止する
  • まつ毛育毛剤を試す

使用量を守り、開封後は早めに使い切る

まつ毛美容液を使う際は、必ず使用量を守りましょう

たくさん塗れば効果が出るという考えで、安易に量を増やすのはかゆみがでるリスクを高めます。

まつ毛に塗る量が多くなればその分、目の周囲に成分が付着する危険性が高まるからです。

また、開封後時間がたつと、品質の低下や雑菌の繁殖によってかゆみを引き起こすリスクが高くなります。

一度開封した商品はできる限り早めに使い切ることを心がけてください。

雑菌がつかないよう肌を清潔にして使う

まつ毛美容液を塗るときは、必ず目の周辺の皮膚を清潔な状態にしておきましょう。

まつ毛美容液の多くは、キャップ部分に付属したブラシで美容液を塗布する作りになっています。

使用後、キャップをするとブラシ部分は残りの美容液につかる形になります。

肌に雑菌が付いた状態でまつ毛美容液をつかうと、肌の雑菌がブラシを経由し、美容液の中に入ってしまいます。

美容液内の雑菌の繁殖の原因となりますので、十分に注意しましょう。

使用前にパッチテストをするのがおすすめ

まつ毛美容液を使う際は、使用前にパッチテストをするのがおすすめです。

二の腕の内側でパッチテストを行い、かゆみやかぶれが出ないか確認してからまつ毛への使用を始めましょう。

パッチテストの手順を簡単に紹介します。

  • 二の腕の内側を清潔にする
  • 10円玉くらいの範囲に使用予定のまつ毛美容液を塗る
  • 30分程度乾かす
  • 48時間様子を見る

パッチテストの結果異常が見られなければ、説明書の用法を守って使用を開始しましょう。

かゆみが生じたら一旦使用を中止する

まつ毛美容液を使用中にすこしでもかゆみが生じたら、すぐに一旦使用を中止してください。

そのまま使い続けると、症状が悪化する恐れがあります。

また、かゆいからと言って目をこするのもNG。

成分が広がってかゆい範囲が広がる、目に入って眼球の炎症につながる等のリスクがあるためです。

医薬品であるまつ毛育毛剤を試してみる

最後に紹介する対処法は、まつ毛美容液ではなく医薬品である「まつ毛育毛剤」を試してみるというもの。

まつ毛育毛剤は美容液とは違い市販されておらず、医師によって処方されます。

含まれる成分がはっきりしているため安全性は高く、さらに美容液よりもまつ毛育毛の効果をしっかりと感じられるのが特徴です。

万が一かゆみやかぶれといったトラブルが起きた場合でも、育毛剤を処方した病院に行けば対処はスムーズなので安心ですよ。

症状が改善しない、重症の場合は皮膚科・眼科へ

まつ毛美容液の使用によってかゆみやかぶれなどの症状が出た場合は、すぐに使用を中止してください。

それでも症状が改善しない、またはかゆみやかぶれがひどく重症の場合は、ただちに皮膚科もしくは眼科を受診しましょう。

かゆみ・かぶれのリスクをできるだけ回避するためには、ぜひ今回紹介した5つの方法を試してみてください。