生理中は普段より体が敏感になっているため、ヘアカラーによってアレルギーの発症率が高くなるといわれています。
そのため、基本的には生理中にはカラー剤の使用を避けるほうが良いといわれています。
こちら記事では、生理中のヘアカラーをなぜ避けるべきなのか、どのようなリスクがあるのかを詳しく解説します。
生理中のヘアカラーは基本的にNG!頭皮や皮膚が過敏な状態
生理中はホルモンバランスが大きく変動し、頭皮や皮膚が非常に敏感な状態になるため、頭皮や皮膚がかぶれを起こすリスクがあります。
そのため、ヘアカラーは基本的にNGです。
リスクを避けるためにも、ヘアカラーは生理中を避けて行うように検討しましょう。
生理中のヘアカラーに潜む3つのリスク
生理中のヘアカラーには、主に次のリスクが考えられます。
- 頭皮トラブルが起こりやすくなる
- アレルギーになりやすくなるリスクがある
- 薬剤の匂いで気分が悪くなる
普段から肌が弱い方やアレルギー体質の方は、とくに注意が必要です。
頭皮トラブルが起こりやすくなる
生理中はヘアカラー剤に含まれる化学物質に対して過剰に反応しやすくなります。
そのため、かぶれ、かゆみ、赤み、ひりつきなどの肌トラブルが起こる可能性が高まります。
普段は問題なく使用できるカラー剤でも、生理中は頭皮トラブルを引き起こすケースも少なくありません。
季節の変わり目やストレスなどで肌が不安定になりやすい時期と生理が重なる場合、そのリスクはさらに高まります。
安易な自己判断は避け、自身の体の状態をよく観察することが大切です。
アレルギーになりやすくなるリスクがある
生理中はホルモンバランスの変化により、体がアレルギー反応を起こしやすくなることがあります。
頭皮のかゆみ、赤み、腫れといった症状だけでなく、全身に蕁麻疹が出る、呼吸困難に陥るなどの重篤なケースも考えられます。
体質や体調によって、アレルギーのなりやすさや症状の重さに個人差はあるものの、生理中にリスクが高くなることは確実です。
アレルギー反応は、一度発症すると次回以降も同じ薬剤で症状が出る可能性があり、重症化することも少なくありません。
アレルギーのリスクを避けるためにも、生理中のヘアカラーは控えるようにしましょう。
薬剤の匂いで気分が悪くなる
生理中はホルモンバランスの変化により、嗅覚が過敏になることがあります。
そのため、ヘアカラー剤特有のツンとした刺激臭を普段以上に強く感じ、吐き気や頭痛、めまいなどの不調を引き起こす可能性があります。
体調が優れない日や、香りに敏感な方は注意が必要です。
気分が悪くなると施術の途中で中断せざるを得なくなることも考えられるため、無理はせず、体調の良い時期を選ぶことが大切です。
市販品でのヘアカラーはさらにハイリスクのため絶対NG!
生理中は美容室での施術も避けるべきですが、市販のヘアカラー剤を使ったセルフカラーはさらに危険性が高まります。
市販品でヘアカラーをした場合のリスクは、主に次のとおりです。
- 薬剤が強力で頭皮に刺激を与えやすい
- 薬剤のコントロールが難しい
- トラブルの際にすぐ対処ができない
市販品によるヘアカラーのリスクを把握し、生理中の使用は避けるように心がけましょう。
薬剤が強力で頭皮に刺激を与えやすい
市販のヘアカラー剤は、美容室で使用されるものと比較して薬剤が強力な傾向にあります。
美容室でのヘアカラーと市販品のヘアカラーの成分の違いは、主に次のとおりです。
| 市販品(セルフカラー) | 美容室(サロンカラー) | |
|---|---|---|
| アルカリ剤(キューティクルを開く成分) | 強めに設定されており、染まりやすい反面、刺激やダメージが出やすい。 | 髪の状態に合わせて濃度を調整し、必要最小限の力で染める。 |
| 酸化染料(発色の主成分) | 発色を重視して濃度が高め。アレルギーのリスクがやや高い。 | 色の種類が豊富で微調整が可能。ノンジアミンなど低刺激タイプも選べる。 |
| 酸化剤(脱色と発色を助ける成分) | ほぼ6%で固定されており、脱色力が強く髪が傷みやすい。 | 1.5~6%など複数の濃度を使い分け、髪に合わせて調整できる。 |
| 処理剤・補修成分(ダメージケア) | シリコンなどで表面をコーティングし、一時的に手触りを良くする。 | ケラチンやCMCなどを補給し、内部から補修・予防を行う。 |
| 添加剤(刺激緩和・仕上がり調整) | 必要最低限の処方で、香料などが中心。刺激や匂いが残ることも。 | 刺激を抑えたり、残留アルカリを除去する成分が含まれている。 |
生理中の敏感な頭皮には刺激が強すぎ、アレルギー反応や頭皮トラブルのリスクがさらに高まります。
薬剤のコントロールが難しい
自分で染める場合は薬剤の塗布量や放置時間の調整が難しく、頭皮への負担を軽減する対策も取りにくいため、トラブル発生の可能性が増大します。
美容室であれば、頭皮の状態を見ながら最適な薬剤量や放置時間を調整し、トラブル発生時にはすぐに対応できます。
セルフカラーでは、こうした細やかな対応が難しく、頭皮への刺激を過剰にしてしまうリスクが高まります。
ムラなくきれいに染めるためには、生理中は市販のカラー剤の使用を避けるべきでしょう。
トラブルの際にすぐ対処ができない
自宅でセルフカラー中にトラブルが発生した場合、すぐに美容師や医師などの助けを求めることが困難です。
美容室であれば、万が一肌トラブルやかぶれが起こった際にも、適切な応急処置やアフターケアをすぐに受けられます。
しかし、自宅では症状が悪化するまで気づかなかったり、対処が遅れたりするリスクが高まります。
安全を最優先するためにも、生理中のヘアカラーはプロに任せるか、体調が安定してから行うようにしましょう。
どうしても生理中にヘアカラーをしたい!後悔しないための安全対策ガイド
予約がなかなか取れない、冠婚葬祭の予定があるなど、どうしても生理中にヘアカラーをしなければならないタイミングもあるでしょう。
生理中にヘアカラーをしなければならない場合は、次のポイントを守りましょう。
- 予約時やカウンセリングで必ず美容師に伝える
- 頭皮に優しい薬剤や施術方法を相談する
- 痛み止めを持参し、締め付けない服装で行く
- 少しでもつらい場合は日程変更を検討する
体調を最優先に考え、少しでも不安や体調不良がある場合は他の日を検討してみてください。
①予約時やカウンセリングで必ず美容師に伝える
予約時やカウンセリング時には、生理中であることを事前に伝えましょう。
生理中であることがわかると、美容師は頭皮の状態を考慮した上で、刺激の少ないカラー剤を選んだり、頭皮に薬剤が直接つかないような施術方法を提案したりと、適切な対応をとることができます。
また、体調の変化に合わせた休憩を挟むなど、施術中の体調管理にも配慮してもらえるため、安心して施術を受けられるでしょう。
②頭皮に優しい薬剤や施術方法を相談する
美容師に相談し、頭皮への刺激が少ないオーガニックカラーや低刺激性の薬剤を選んでもらうことがおすすめです。
また、根元を避けて毛先のみを染める「バレイヤージュ」や「グラデーションカラー」など、頭皮に薬剤が直接触れにくい施術方法も検討できます。
施術前には必ずパッチテストを行い、過去に問題がなかった場合でもアレルギー反応が出ないか確認することが重要です。
無理なく美しいヘアカラーを楽しむために、プロのアドバイスを積極的に求めましょう。
③痛み止めを持参し、締め付けない服装で行く
生理中は体がだるく感じたり、お腹や頭が痛くなったりと、普段よりも体調が優れないことがあります。
締め付けの強い服装は、これらの不調をさらに悪化させる可能性があります。
特に腹部を締め付ける下着やボトムスは血行不良を引き起こし、気分が悪くなることも考えられます。
そのためヘアカラーの施術を受ける際は、ワンピースなどのゆったりとした服装を選びましょう。
また、万が一に備えて、普段から使用している鎮痛剤を持参すると安心です。
体調を最優先に考え、少しでも快適に過ごせるよう準備をしましょう。
④少しでもつらい場合は日程変更を検討する
生理中に無理してヘアカラーを行うと、体調の悪化や頭皮トラブルのリスクが高まります。
予約の変更が可能であれば、自身の体調を最優先に考え、別の日程で予約を取り直すことをおすすめします。
美容室によっては、当日キャンセルや変更に関する規定がある場合もありますので、早めに連絡し相談しましょう。
体調が優れない状況での施術は、仕上がりの満足度にも影響を与える可能性があります。
生理とヘアカラーに関するよくある質問
生理とヘアカラーに関するよくある質問は、次のとおりです。
- 生理何日目からならヘアカラーはOK?
- ヘアカラーの直後に生理が来たとき、ホームケアで気をつけることは?
生理とヘアカラーにおける疑問を解消し、安全に施術を受けましょう。
生理何日目からならヘアカラーはOK?
生理期間中はヘアカラーを避け、生理終了後に施術を受けるのが賢明です。
最もおすすめなのは、生理終了後一週間です。
この時期は「エストロゲン」の分泌が活発になり、肌の水分量が増え、バリア機能が高まるため、肌が最も安定しています。
そのため皮膚トラブルが起こりにくく、安心して施術を受けられるでしょう。
安全にヘアカラーを楽しむためにも、体調が落ち着くタイミングを選びましょう。
ヘアカラーの直後に生理が来たとき、ホームケアで気をつけることは?
ヘアカラー直後に生理が来た場合、次のポイントに注意しましょう。
- 新しいケア用品を試さない
- ぬるま湯で洗う
生理中は頭皮が敏感になっているため、新しいシャンプーやトリートメントの使用は避け、普段使い慣れた低刺激性の製品を選びましょう。
また、熱いお湯は頭皮への刺激が強いため、ぬるま湯で優しく洗い、頭皮をこすりすぎないよう注意が必要です。
ドライヤーの熱も刺激になることがあるので、短時間で済ませ、冷風で乾かすなどの工夫も効果的です。
生理中のヘアカラーは避けよう!生理後1週間が最もおすすめ
生理中はホルモンバランスの変化により頭皮や体が過敏になり、ヘアカラーによる肌トラブル、アレルギー、体調不良のリスクが高まります。
特に市販品でのセルフカラーは刺激が強いため、生理中は避けましょう。
どうしても施術が必要な場合は、事前に美容師に伝え、頭皮に優しい薬剤や施術方法を相談し、体調を優先しましょう。
生理後1週間はホルモンバランスが安定し、皮膚トラブルが起こりにくくなります。
安全にヘアカラーを楽しむために、無理せず体の状態を考慮しましょう。
この記事の参考サイト
理美容室で染める方用:日本ヘアカラー工業会
毛染めによる皮膚障害:厚生労働省
ヘアカラーリング製品の特徴を理解しましょう:日本ヘアカラー工業会
ヘアカラーリング製品の分類(詳細):日本ヘアカラー工業会
