インボカナ(カナグル)の注意事項・相互作用「禁忌(服用できない方)・併用禁忌薬(併用できない医薬品)」
インボカナ(カナグル)を服用できない方(禁忌)
インボカナ(カナグル)には、服用できない方(禁忌)が指定されています。
以下に該当する方は、インボカナ(カナグル)を服用できません。
- インボカナ(カナグル)の有効成分(カナグリフロジン)に対して過敏性(アレルギー)を引き起こしたことがある方
- 重症ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡の方
- 重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある方
インボカナ(カナグル)の有効成分(カナグリフロジン)に対して過敏性(アレルギー)を引き起こしたことがある方
インボカナ(カナグル)にはカナグリフロジンと呼ばれる有効成分が含まれており、本成分に対して過敏症のある方はインボカナ(カナグル)を服用することができません。
重症ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡のある方
重症ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡のある方は輸液とインスリンによって速やかに高血糖状態を是正する必要があり、一般的な血糖降下薬であるインボカナ(カナグル)の使用は適さないため、服用することができません。
重症感染症のある方、手術前後の方、重篤な外傷のある方
以下に該当する方は、インスリン注射による血糖管理が望ましいとされているため、インボカナ(カナグル)を服用することができません。
- 重症感染症のある方
- 手術前後の方
- 重篤な外傷のある方
インボカナ(カナグル)の服用に注意が必要な方
インボカナ(カナグル)には、服用に注意が必要な方が指定されています。
以下に該当する方は、インボカナ(カナグル)を服用する際に注意が必要なため、服用する前に医師に相談してください。
- 心不全(NYHA心機能分類IV)のある方
- 脳下垂体機能不全または副腎機能不全の方
- 栄養不良状態、飢餓状態、不規則な食事摂取、食事摂取量の不足または衰弱状態の方
- 激しい筋肉運動を行う方
- 過度にアルコールを摂取される方
- 脱水を起こしやすい方(血糖コントロールが極めて不良の方、高齢者、利尿剤を併用する方など)
- 尿路感染、性器感染のある方
- 高度腎機能障害または透析中の末期腎不全の方
- 中等度腎機能障害のある方
- 高度肝機能障害のある方
- 妊娠中の方
- 授乳婦
- 小児
- 高齢者
心不全(NYHA心機能分類IV)の方
インボカナ(カナグル)は心不全(NYHA心機能分類Ⅳ)のある方での服用経験がなく、安全性が確立していないため、服用する際は事前に主治医に相談するようにしてください。
脳下垂体機能不全または副腎機能不全のある方
脳下垂体機能不全または副腎機能不全のある方がインボカナ(カナグル)を服用すると低血糖を起こす恐れがあるため、服用する際は事前に主治医に相談するようにしてください。
栄養不良状態が続いている方
栄養不良状態が続いている方がインボカナ(カナグル)を服用すると低血糖を起こす恐れがあるため、こうした状態が改善された後にインボカナ(カナグル)を服用するようにしてください。
- 栄養不良状態の方
- 飢餓状態の方
- 不規則な食事摂取をする方
- 食事摂取量が不足している方
- 衰弱状態の方
激しい筋肉運動をする方
激しい筋肉運動をする方がインボカナ(カナグル)を服用すると脱水や低血糖を起こす恐れがあるため、運動前後の服用は避けるようにしてください。
過度にアルコールを摂取される方
過度にアルコールを摂取される方がインボカナ(カナグル)を服用すると脱水や低血糖を起こす恐れがあるため、飲酒の前後には服用は避けるようにしてください。
脱水を起こしやすい方
脱水を起こしやすい方がインボカナ(カナグル)を服用すると脱水や低血糖を起こす恐れがあるため、服用する際は適度な水分補給を心がけてください。
- 血糖コントロールが極めて不良の方
- 高齢者
- 利尿剤を併用する方
尿路感染、性器感染のある方
インボカナ(カナグル)には、尿中に糖を排出させることで血糖値を下げる薬作用があり、尿路感染、性器感染のある方が本剤を服用すると、尿中糖濃度が上昇して細菌が繁殖しやすくなるため、感染症が完治してから服用するようにしてください。
腎機能障害のある方
腎機能障害のある方がインボカナ(カナグル)を服用すると、血糖低下効果が十分に得られなかったり、腎機能が悪化したりする可能性があるため、服用前に医師に相談するようにしてください。
- 中等度腎機能障害のある方
- 高度腎機能障害のある方
- 透析中の末期腎不全のある方
高度肝機能障害のある方
インボカナ(カナグル)の副作用として肝機能悪化が報告されているため、肝機能障害のある方は服用前に医師に相談するようにしてください。
妊娠中の方
インボカナ(カナグル)の有効成分であるカナグリフロジンは、動物実験(ラット)で胎児への移行が報告されており、ヒトの妊娠中期および後期にあたる期間の曝露で、幼若動物に腎盂および尿細管の拡張が報告されているため、妊娠中の方は本剤の服用を避けることが望ましいとされています。
授乳中の方
インボカナ(カナグル)の有効成分であるカナグリフロジンは、動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されており、哺育期間中に出生児の体重増加抑制や幼若動物の腎盂の拡張、尿細管の拡張が認められているため、授乳中の方は本剤の服用を避けることが望ましいとされています。
小児
15歳未満の小児を対象とした臨床試験は実施されていないため、服用前に医師に相談するようにしてください。
高齢者
65歳以上の高齢者では生理機能が低下していることが多く、脱水症状などが生じる可能性があるため、服用前に医師に相談するようにしてください。
インボカナ(カナグル)と併用できない医薬品(併用禁忌薬)
インボカナ(カナグル)には、併用禁忌薬(併用してはいけない医薬品)が指定されていません。
インボカナ(カナグル)と併用に注意が必要な医薬品(併用注意薬)
インボカナ(カナグル)には、併用に注意が必要な医薬品(併用注意薬)が指定されています。
インボカナ(カナグル)と併用注意薬を併用すると効果が減弱したり、逆に副作用が増強する可能性があるためです。
以下に該当する医薬品を服用している場合は、インボカナ(カナグル)の服用の際には注意が必要なため、服用する前に医師に相談してください。
- 糖尿病用薬(インスリン製剤[ノボラピッド]、スルホニルウレア剤[オイグルコン錠]など)
- 血糖降下作用を増強する薬剤(β-遮断剤[メインテート]、サリチル酸剤[アスピリン]、モノアミン酸化酵素阻害剤[パルナック]など)
- 血糖降下作用を減弱する薬剤(アドレナリン[エピネフリン]、副腎皮質ホルモン[プレドニン]、甲状腺ホルモン[チラーヂンS錠]など)
- ジゴキシン[ジゴシン錠]など
- リファンピシン、フェニトイン、フェノバルビタール、リトナビル等
- 利尿作用を有する薬剤(ループ利尿薬[ラシックス]、サイアザイド系利尿薬[エサックス]など)
- 炭酸リチウム[リーマス錠]など
糖尿病用薬
インボカナ(カナグル)を他の糖尿病用薬と併用すると、血糖降下作用が増強されて低血糖症状が起こるおそれがあります。
- スルホニルウレア剤[アマリール、グリミクロン、オイグルコン錠]
- 速効型インスリン分泌促進薬[ファスティック、グルファスト、シュアポスト]
- α-グルコシダーゼ阻害薬[グルコバイ、ベイスン、セイブル]
- ビグアナイド系薬剤[メトグルコ、メルビン、ジベトス]
- チアゾリジン系薬剤[アクトス]
- DPP-4阻害薬[ジャヌビア、エクア、ネシーナ、テネリア、グラクティブ、トラゼンタ、ザファテック]
- GLP-1受容体作動薬[ビクトーザ、トルリシティ、オゼンピック、リキスミア]
- SGLT2阻害薬[フォシーガ、スーグラ、ジャディアンス、ルセフィ、デベルザ]
- インスリン製剤[ノボラピッド、ヒューマログ、ランタス、トレシーバ、レベミル、ノボリンR]
血糖降下作用を増強する薬剤
インボカナ(カナグル)を血糖降下作用を増強する薬剤と併用すると、これらの薬剤が肝臓の薬物代謝酵素を誘導してインボカナ(カナグル)の代謝が促進されることで、インボカナ(カナグル)の効果が減弱する恐れがあります。
- β-遮断剤[メインテート]
- サリチル酸剤[アスピリン]
- モノアミン酸化酵素阻害剤[パルナック]
血糖降下作用を減弱する薬剤
インボカナ(カナグル)を血糖降下作用を増強する薬剤と併用すると、インボカナ(カナグル)の効果が減弱する恐れがあります。
- アドレナリン[エピネフリン]
- 副腎皮質ホルモン[プレドニン]
- 甲状腺ホルモン[チラーヂンS錠]
ジゴキシン[ジゴシン錠]など
インボカナ(カナグル)をジゴキシンと併用すると、インボカナ(カナグル)のP-糖蛋白質阻害作用によってジゴキシンの血中濃度が上昇してジギタリス中毒が生じるおそれがあります。
CYP酵素誘導薬
インボカナ(カナグル)をCYP酵素誘導薬と併用すると、これらの薬剤がインボカナ(カナグル)の代謝酵素であるUGT1A9およびUGT2B4を誘導することで、インボカナ(カナグル)の作用が減弱され、十分な効果が得られない可能性があります。
- リファンピシン[リファジン]
- フェニトイン[アレビアチン]
- フェノバルビタール[フェノバール]
- リトナビル[ノービア、カレトラ]
利尿作用を有する薬剤
インボカナ(カナグル)には利尿作用があるため、利尿作用を有する薬剤と併用すると、利尿作用が増強されて脱水症状などを起こすおそれがあります。
- ループ利尿薬[ラシックス]
- サイアザイド系利尿薬[エサックス]
炭酸リチウム
インボカナ(カナグル)を炭酸リチウムと併用すると、炭酸リチウムの血中濃度が低下して効果が減弱し、治療に影響を及ぼす可能性があります。
インボカナ(カナグル)の注意事項・相互作用に関する参考文献
当サイトでは、正確な情報提供ができるよう日々努めていますが、情報の正確性、および完全性を保証するものではございません。
予めご了承ください。
インボカナ(カナグル)の注意事項・相互作用に関する記述については、以下のWebサイトを参考にさせていただいております。
- 医療用医薬品 : カナグル-KEGG-
- カナグル錠100mgの基本情報 : -日経メディカル処方薬事典-
- カナグリフロジン-wikipedia-
- Invokana(canagliflozin)tablet-Johnson&Johnson-
- Efficacy and safety of canagliflozin monotherapy in Japanese patients with type 2 diabetes inadequately controlled with diet and exercise: a 24-week, randomized, double-blind, placebo-controlled, Phase III study-Taylor&FrancisOnline-
- A Randomized, Double-Blind, Phase 3 Study-DiabetesCare-














