高校生でもハゲる時はハゲます。
加齢とともに発症し、進行するイメージがある生え際の後退ですが、あなた以外にも生え際の後退に悩んでいる高校生は少なくありません。
今回は、「おでこが広い」と「生え際の後退」を見分けるポイントや若くても生え際が後退する原因、具体的な対策方法についてご紹介します。
高校生の 「おでこが広い」と「生え際の後退」を見分ける3つのポイント
生まれつきおでこが広い方もいらっしゃいます。
「もともとおでこが広い方」と「徐々に生え際が後退してきた方」はどう違うのでしょうか?
見分け方のポイントとして、以下の3つが挙げられます。
- 生え際の髪の太さ
- 生え際の髪の質感
- 生え際の後退の悪化
①生え際の髪の太さ
もともとおでこが広い方の場合、生え際の髪の毛は太さがしっかりしています。
それに対して徐々に後退している方は、生え際の髪の毛が細く弱い毛になっていることが見て分かるはず。
何らかの原因で髪の毛の強度が弱くなることで、抜け落ちてしまいやすくなります。
そのため、今にも抜け落ちそうな細い毛が生え際に増えたと感じたら、早めに対策を行いましょう。
②生え際の髪の質感
生え際の髪の毛の質感をチェックしてみてください。
ボリュームがなかったり、少し触っただけで何本か抜け落ちてしまったりしませんか?
健康な髪の毛は、強くて芯があるような質感をしています。
弱くて芯のない、ふにゃふにゃした質感の髪の毛が生え際にある場合は要注意です。
③生え際の後退の悪化
「以前よりおでこが広くなった」と感じる場合は、高い確率で生え際が後退しています。
自分の顔や髪の毛は毎日鏡で見るものなので、ちょっとした変化には気づきにくいものです。
それでも異変を感じたり、違和感があったりするのであれば、かなり生え際の後退が進んでいるかもしれません。
自分で分からなければ、家族や親しい友人などに聞いてみるのもひとつの手ですね。
高校生の生え際が後退する原因6つ
高校生の若い年代でも、生え際の後退に悩む方は少なくありません。
原因として考えられるのは、主に以下の6つです。
- 遺伝
- 生活習慣の乱れ
- 過度なストレス
- ホルモンバランスの乱れ
- 血行不良
- カラー剤やパーマ剤の刺激
①遺伝
薄毛は遺伝や体質によるものが大きいといわれています。
加齢による薄毛でない場合は、遺伝が原因で生え際が後退している可能性が高いでしょう。
厄介なことに薄毛の遺伝子は優性遺伝するため、父方・母方のどちらかが薄毛の遺伝子を持っていた場合、子どもに受け継がれていることが多いです。
自分の家系に薄毛の方がいるのであれば、遺伝による薄毛の可能性が考えられます。
②生活習慣の乱れ
睡眠不足や栄養不足、さらには運動不足などによって薄毛が引き起こされる可能性も。
生活習慣が乱れると、皮膚や髪の毛のターンオーバーサイクルが乱れ、髪の毛が抜けやすくなることがあります。
高校生は勉強や部活、アルバイトなどやることがたくさんあって忙しいですが、なるべく規則的な生活を送ることで薄毛の改善につながるかもしれません。
③過度なストレス
過度なストレスを受けると、突然髪の毛が抜け落ちることも。
ストレスによる代表的な脱毛症として、髪の毛が円形に抜け落ちる「円形脱毛症」が知られています。
部分的に髪の毛が抜け落ちた、突然円形の脱毛が現れたという場合は、ストレスによる脱毛の可能性が高いです。
人によっては生え際の後退や全体的な薄毛として症状が現れる場合もありますので、突然脱毛が激しくなった方は過度なストレスがないか思い返してみてください。
④ホルモンバランスの乱れ
若い世代だけでなく、大人になってからの薄毛もホルモンバランスが原因であることが多いです。
特に思春期にあたる10代後半はホルモンバランスが不安定なので、一時的にヘアサイクルが乱れている可能性も。
男性ホルモンの影響によってヘアサイクルが短くなり、毛が抜けやすくなったり弱い毛しか育たなくなったりすることもあるので覚えておきましょう。
⑤血行不良
頭皮が血行不良を起こすと、頭皮が硬くなって栄養が行き届かなくなり、結果として健康な髪の毛が生えづらくなります。
頭皮が硬いと感じる場合は血行不良を起こしているかもしれません。
頭皮が硬い方は、1日数分だけでいいので、頭皮をもみほぐして血行促進のマッサージを行ってみましょう。
⑥カラー剤やパーマ剤の刺激
カラーやパーマは頭皮が傷む大きな一因です。
何度もカラーやパーマを繰り返すことで、薬品が頭皮に付着して大きな刺激になります。
頭皮が弱い方の場合は特に、頭皮が炎症を起こして脱毛する「炎症性脱毛症」を引き起こす可能性が高いです。
最近では頭皮に優しい薬剤も開発されつつありますが、薄毛が気になるのであれば、繰り返しカラーやパーマを行うのは避けたほうがベターでしょう。
高校生の生え際の後退に効果的な対策方法5選
若くして薄毛になってしまった方でも、早めに対策を打たないと薄毛がどんどん進行してしまう可能性があります。
効果的な対策方法として、以下の5つが挙げられます。
- 生活習慣の見直し
- 適度な運動によるストレス発散
- 適切なヘアケア
- 市販の育毛剤の使用
- AGAクリニックに相談
①生活習慣を見直す
生活習慣の乱れを感じているのであれば、まずは規則正しい生活を心がけましょう。
早寝早起きはもちろん、栄養バランスの整った食事や運動習慣も大切です。
高校生は成長期でもあるので、睡眠不足や栄養不足は心身の発達にも悪影響を及ぼす可能性があります。
やることがたくさんあって忙しい高校生も多いですが、薄毛の改善だけでなく自分自身の健康のためにも、規則正しい生活を心がけましょう。
②適度な運動でストレスを発散する
適度な運動をすることで、ストレス発散はもちろん血行不良の改善にもつながります。
きつい運動は必要ないので、自分の身体に合った適度な運動を習慣的に行うようにしましょう。
③適切なヘアケアを行う
間違ったヘアケアは薄毛の原因になります。
手のひらでしっかりと泡立ててからシャンプーを使う、自然乾燥ではなくドライヤーでしっかり乾かすなど、少しの工夫で抜け毛が改善するかもしれません。
「髪の毛が短いから」「まだ若いから大丈夫」とケアを怠らずに、適切なヘアケアを行って髪の毛一本一本を守りましょう。
④市販の育毛剤を試す
市販の育毛剤やスカルプシャンプーなどは、高校生でも手軽に購入できます。
生え際の後退や薄毛が気になってきたら、一度試してみる価値はあるでしょう。
ただし、自分の体質に合わない商品だと感じた場合は、すぐに使用を中止してくださいね。
⑤AGAクリニックに相談する
AGA(男性型脱毛症)専門のクリニックがあります。
程度がひどかったり、進行が早かったりする場合は早めにクリニックに相談に行きましょう。
時間が経ってしまうことで、さらに薄毛が進行したり取り返しのつかない事態になったりしてしまうことも珍しくありません。
クリニックに行く場合は、まずは保護者に相談することも大切ですね。
今から対処すれば髪の毛を守れる
薄毛は体質や遺伝によるものも大きいため、薄毛に悩む高校生は珍しくありません。
体質や遺伝だけでなく、生活習慣やストレスなどが原因となって生え際が後退するケースもあります。
原因を見極めて、それに合った対策を行うことで生え際の後退の進行をストップさせることができるかもしれません。
自分で対策をしても改善が見られない場合は、なるべく早めにクリニックを受診して医師に相談しましょう。