カナスマート(カナグルジェネリック)の飲み方「服用のタイミング・飲み忘れ時の対処方法・効果が出なかった時の対処方法」
カナスマートの飲み方(用法・用量)
カナスマートは、以下の用法・用量を守って正しくお使いください。
| 年齢 | 成人(18歳以上) |
|---|---|
| 1回の用量 | カナグリフロジンとして100mg~300mg 100mg錠の場合:1錠~3錠 |
| 1日の服用回数 | 1回まで |
| 服用のタイミング | 朝食前または朝食後 |
| 服用間隔 | 24時間 |
| 服用時の飲料水 | コップ1杯分の水や白湯(ぬるま湯)を推奨 |
| 服用時の条件 | 低血糖の対策として朝の服用が推奨されます。 軽度の利尿作用があるため水分摂取を意識してください。 |
カナスマートは、18歳以上の成人が服用できます。
朝食前または朝食後にカナグリフロジンとして100mgを、コップ1杯分の水や白湯(ぬるま湯)と一緒に服用してください。
カナグリフロジンとして100mgの服用で十分な効果が得られない場合には、300mgまでの増量が認められています。
臨床試験では、これらを超える用量を服用しても有効性の向上は確認されなかったため、服用時の用量は必ず守るようにしてください。
朝食前・朝食後に服用する理由
カナスマートは、1日1回の服用で効果が持続する薬ですが、朝のタイミングでの服用が推奨されています。
これは、日中の活動量が多く、食事による血糖上昇が頻繁に起こる時間帯に作用させることで、より効果的に血糖をコントロールできるためです。
また、服用のタイミングを「朝食前または朝食後」に固定することで、服薬忘れを防ぎやすく、毎日のルーチンに組み込みやすいというメリットもあります。
血糖値の急激な低下(低血糖)リスクが比較的少ない薬ではあるものの、空腹時の服用に不安がある方は朝食後に服用すると安心です。
軽度の利尿作用があるため水分摂取を意識してください
カナスマートは、腎臓からブドウ糖を尿中に排出するSGLT2阻害薬に分類されるため、軽度の利尿作用を伴います。
これは、排出される糖に引き込まれる水分量が増えることで起こる生理的な反応です。
そのため、服用中は普段よりもやや多めの水分補給を心がけることが重要です。
特に夏場、運動時、入浴(サウナ)時など汗をかきやすい状況ではカナスマートの服用により脱水症状を起こすリスクが高まるので十分に注意してください。
なお、他の利尿薬を服用中の方は事前に医師に相談するようにしてください。
朝食を取らない場合の服用タイミング
血糖降下作用は比較的穏やかですが、朝食を抜く場合は昼食前後の服用がより安全です。
また、朝食を取らずに朝にカナスマートを服用する場合は、念のためブドウ糖やビスケットなどを持ち歩き、低血糖に備えるようにしてください。
また、食事には水分が含まれているため、食事抜きでカナスマートを服用すると脱水を起こすリスクも高まるため、適度な水分補給も心がけるようにしてください。
夜に飲む場合の注意点
カナスマートには利尿作用があり、夜間に服用すると就寝中に尿意を催す可能性があります。
このため、夜に服用する場合はできるだけ就寝から時間をおいて服用することを心がけましょう。
また、水分の過剰摂取や飲酒も控えるようにしてください。
飲み忘れた時の対処法
カナスマートを飲み忘れた時は、忘れた分は飲まずに1回分をとばして、翌日の通常の服用時間に1回分を飲んでください。
2回分を一度に飲まないように注意してください。
飲み忘れた分を次回の服用時にまとめて服用してしまうと、思わぬ副作用が現れる可能性があります。
過剰摂取は低血糖や脱水などのリスクを高める恐れがあるため、必ず1回分のみを正しく服用しましょう。
類似薬との併用について
カナスマート単独で十分な効果が得られない場合は、類似薬と併用が可能なケースもあります。
具体的には以下の記述を参考にしてください。
カナスマートとリベルサスの併用について
リベルサスはGLP-1受容体作動薬に分類される2型糖尿病治療薬です。
食欲を抑えたり、胃の動きを遅らせて満腹感を持続させることで、体重減少効果が期待できます。
カナスマートとは異なる作用機序を持つため、併用することで単剤使用時よりも高い体重減少効果が見込まれます。
ただし、両薬剤にはいずれも血糖値を下げる作用があるため、低血糖のリスクが高まる点に注意が必要です。
また、カナスマートとリベルサスの併用は「併用注意」とされており、実際に併用する場合は必ず医師にご相談ください。
カナスマートとメトホルミンの併用について
メトホルミンはビグアナイド薬に分類される2型糖尿病治療薬です。
食欲を抑制したり、脂肪の蓄積を防いだりすることで、体重減少効果が認められています。
カナスマートとは異なる作用機序を持つため、併用することでカナスマート単剤よりも高い減量効果が期待できます。
20歳以上の2型糖尿病患者を対象に、メトホルミン併用下で実施されたカナグリフロジンの第III相臨床試験(104週間)では、カナグリフロジン100mg群で-4.1%、300mg群で-4.2%の体重減少率が確認されました。
一方で、どちらの薬にも血糖を下げる作用があるため、低血糖の副作用リスクが高まる点には注意が必要です。
また、カナスマートとメトホルミンの併用は「併用注意」とされており、実際に併用する場合は必ず医師にご相談ください。
カナスマートとジャディアンス・フォシーガの併用について
ジャディアンスとフォシーガは、いずれもカナスマートと同じSGLT2阻害薬に分類される2型糖尿病治療薬です。
そのため、作用機序はカナスマートとほぼ同じであり、これらを併用することによる追加的なメリットはほとんどありません。
逆に、重複した作用により脱水症状などの副作用リスクが高まるため、これらの薬剤との併用は避けるべきです。
カナスマートで効果が出なかった時の対処方法
カナスマートで効果が出なかった時の対処方法を3つご紹介します。
- 服用方法や服用期間を見直す
- 過食をしていないかを見直す
- 他の体重減少効果を有する薬に切り替える
- 他の体重減少効果を有する薬と併用する
1.服用方法や服用期間を見直す
カナスマートの効果を最大限に引き出すためには、適切な期間にわたり適切な服用を続ける必要があります。
効果を実感できない場合は、カナスマートを毎日同じ時間帯に規則正しく服用できているかどうかを見直してみてください。
また、カナスマートの臨床試験でも服用開始後12週の時点で体重減少効果が確認されているため、最低でも3ヵ月は服用を継続するようにしてください。
2.過食をしていないかを見直す
カナスマートは体重減少に対して一定の効果が確認されていますが、無尽蔵に体重を減らせる薬ではありません。
カナスマートを服用していることに甘えて過食をしてしまうと体重が減らないどころか、かえって体重が増えてしまうことにもなりかねませんので、ご自身の食事量を今一度見直してみましょう。
3.他の体重減少効果を有する薬に切り替える
カナスマートの体重減少効果には個人差があり、人によっては期待する効果が得られないこともあります。
カナスマートを正しい服用方法で3ヵ月程度服用しても効果がみられない場合は、リベルサスやメトホルミン、ゼニカルなどカナスマートと作用機序の異なる体重減少効果を有する薬に切り替えることをお勧めします。
なお、ジャディアンスやフォシーガなどのSGLT2阻害薬はカナスマートと同じ作用機序を有するため、切り替えを避ける方が良いでしょう。
4.他の体重減少効果を有する薬と併用する
カナスマートを正しい服用方法で3ヵ月程度服用しても効果がみられない方は、リベルサスやメトホルミンなどカナスマートと作用機序の異なる体重減少効果を有する薬をカナスマートと併用することも可能です。
ただし、両者を併用すると低血糖などの副作用が生じるリスクが高まるため、事前に医師に相談するようにしてください。
カナスマートの参考文献
当サイトでは、正確な情報提供ができるよう日々努めていますが、情報の正確性、および完全性を保証するものではございません。
予めご了承ください。
カナスマートの詳細は、以下のWebサイトを参考にさせていただいております。
- 医療用医薬品 : カナグル-KEGG-
- カナグル錠100mgの基本情報 : -日経メディカル処方薬事典-
- カナグリフロジン-wikipedia-
- Invokana(canagliflozin)tablet-Johnson&Johnson-
- Efficacy and safety of canagliflozin monotherapy in Japanese patients with type 2 diabetes inadequately controlled with diet and exercise: a 24-week, randomized, double-blind, placebo-controlled, Phase III study-Taylor&FrancisOnline-
- A Randomized, Double-Blind, Phase 3 Study-DiabetesCare-
- 医療用医薬品 : フォシーガ-KEGG-
- 医療用医薬品 : ジャディアンス-KEGG-
- 医療用医薬品 : リベルサス-KEGG-
- 医療用医薬品 : メトグルコ-KEGG-














