女性のライフスタイル

生理で足が痛い・だるいのはむくみが原因

生理で足が痛い・だるいのはむくみが原因

生理中、足が痛くなったりだるくなるといった症状が起きやすくなります。
本記事では、生理中に足が痛い・だるくなる原因や対処法についてまとめています。

生理中に足が痛い・だるいと感じる原因

生理中に足がむくんで痛みを感じている女性のイラスト

生理中、多くの女性が感じる足の痛みやだるさの原因についてこちらで詳しく解説します。

  • 黄体ホルモンによる身体のむくみが痛みに繋がっている
  • 足がむくみやすい体質や生活習慣の人もいる

黄体ホルモンによる身体のむくみが痛みに繋がっている

生理前から生理中は、黄体ホルモンの分泌量が増え、体は妊娠に向けて変化を始めます。
黄体ホルモンには水分や栄養を保持する働きがある為、リンパの流れが滞ったり、排出されるべき水分が体に溜まってしまいます。

余分な水分が筋肉や関節組織などに溜まると、痛みや関節痛、倦怠感などに繋がります。

足がむくみやすい体質や生活習慣の人もいる

元々、足がむくみやすい生活習慣の人や、体質によって生理前の足の痛みやだるさが強く現れる人もいます。
具体的には下記5つに該当する人が、生理前のむくみ・痛みを感じやすいとされています。

  • 筋肉量が少ない
  • デスクワークがメイン
  • お酒が大好き
  • 塩分や水分過多な生活をしている
  • 冷え性

デスクワークの人や、普段の運動量が少ない人は筋肉量が不足しやすいため、水分の排出が難しくなり、むくみの原因に繋がります。

お酒が好きな人、塩分量の多い食生活を送っている人も、身体が水分を溜め込みやすくなる為、むくみの原因へと繋がります。

足や太ももが痛くなった時の対処・予防法5選

医師に生理中のむくみ改善法を教わっているイラスト

生理中に足や太ももが痛くなってしまった時、どのように対処すべきなのか。
こちらでは、足や太ももが痛くなった時の対処・予防法を5選まとめました。

  • 筋肉量を増やす
  • 下半身のストレッチで血行を良くする
  • 水分排出に役立つ食べ物を摂取する
  • アルコールや塩分を控える
  • 低用量ピルを服用してみる

筋肉量を増やす

足や太ももが痛くなってしまう予防策のひとつが、筋肉量の増量です。
ふくらはぎの筋肉量は少ない方は心臓から送られてきた血液を上半身に戻すポンプ機能が正常に機能していない可能性があります。

普段運動しない方でも、下記でご紹介させて頂く「カーフレイズ」と呼ばれるトレーニングを毎日コツコツと継続する事で筋肉量の増加が期待できます。

  1. 真っ直ぐに立つ
  2. 腰幅に足を開く
  3. かかりを垂直に上げる(足の付け根に体重を乗せるイメージ)
  4. かかとが床につかないように下ろしていく

1回あたり20~50回を1セット、1日2セット程度続けることでふくらはぎの筋肉を増強できます。

下半身のストレッチで血行を良くする

足の痛みやだるさの原因であるむくみを解消するためには、ストレッチがおすすめです。
特にふくらはぎが含まれる下半身を集中的にストレッチすることにより、血流が改善しむくみ解消に繋がります。

具体的なストレッチ方法は下記の通りです。

  1. 大きく前後に足を開く(無理のない程度)
  2. 前足・後足ともに床につける
  3. 体をゆっくりと前に倒す
  4. 後足の筋肉が伸びたところでストップ

基本的には立って行う下半身ストレッチですが、椅子に座ったままでもできるためデスクワーク中に行うことも可能です。
次により下半身に効くふくらはぎストレッチを紹介しましょう。

水分排出に役立つ食べ物を摂取する

水分を排出する効果が期待できる食べ物は、「カリウム」を多く含むものです。
カリウムには、むくみの原因となる「ナトリウム」を排出する働きがある為、積極的に摂取する事でむくみの改善が期待できます。

カリウムが豊富に含まれている食品は下記の通りです。

  • きゅうり
  • アボカド
  • りんごなどのフルーツ
  • モロヘイヤ
  • ナス
  • 海藻類
  • 鶏のささみ肉
  • 豆腐など

特に夏野菜はカリウムを多く含むものが多いためオススメです。
また、ビタミンB群・C群、食物繊維が豊富な食べ物も水分排泄を促す作用があるので出来るだけ摂取するようにしましょう。

アルコールや塩分を控える

アルコールを飲むと、血管が拡張し、静脈やリンパによる水分の処理が間に合わず、むくみが発生しやすくなります。
塩分を多く摂取しすぎてしまうと、体が塩分濃度を薄めるために水分を多く保持しようとするため、むくみに繋がります。

生理前は水分を保持しやすい状況にある為、アルコールと塩分によるむくみの影響を受けやすいため、出来るだけ避けるようにしましょう。

参考:酒による顔のむくみ 徳島県医師会

低用量ピルを服用してみる

低用量ピルは黄体ホルモンとエストロゲンを主成分とした薬です。
使用初期は黄体ホルモンによってむくみやすい状態になりますが、3ヶ月ほど利用を継続することで身体が順応していき、むくみが次第に解消していくと考えられています。

生理不順などの改善にも効果があるため、正しく利用することで日常生活をより快適に過ごせるようになるでしょう。

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自分に合う改善を選んで、むくみを解消してみよう

生理前、そして生理中は黄体ホルモンの分泌により身体に水分が溜まりやすいため、むくみによる足の痛みやだるさが起こることがあります。
さらに、筋肉不足や日常生活の影響によってもともと足がむくみやすい方もいるでしょう。

むくみによって足の痛みやだるさが出ている場合、放置せずにできるだけ早い対策・予防法を取り入れるべきです。
むくみに悩んでいる方は、ぜひ自分に合った方法でむくみ改善に取り組んでみてください。

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